2026.02.28 17:00

【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』107号(2022年冬季号)
夫婦で楽しく取り組む妊活 11
不安や悩みQ&A(男性編)
家庭カウンセラー 内田由喜
今回は、男性からの相談です。
男性不妊の原因は?
Q 不妊の原因は、男女が同じくらいあると聞きますが、男性の一番の課題はなんでしょうか。
A 男性不妊の原因の約8割は、「造精機能障害」です。これは精子を作る機能が低下してしまい、精子の数が少なくなったり、動きが悪くなったりすることです。その結果、自然妊娠が難しくなることがあります。原因の約半数は不明と言われています。
そのほかの男性不妊の原因としては、精路通過障害、副性器機能障害、性機能障害などがあります。
精子は卵子のように誕生したときからどんどん減っていくのではなく、毎日新しく作られます。精子の元である「精祖細胞」は細胞分裂で作られるので、なくなることはありませんが、年齢を重ね、男性の更年期(55~65歳とされる)くらいになると、ホルモン分泌の関係から作られる精子の数が減り、質が低下すると言われています。

男性不妊でも、女性不妊と同じように原因が分からないものもありますが、治療すれば治る場合もあります。気になることがあれば、病院で聞くことをお勧めします。
排卵日がプレッシャーです
Q 夫婦生活をスタートして2年目で、タイミング療法で頑張っているところです。毎月、排卵日近くに妻は夫婦生活を求めてきますが、うまく最後までいかずプレッシャーを感じます。このような場合、次の治療にステップアップすべきでしょうか? また、このような悩みを持った男性は多いですか?
A 医師の指示どおり、努力なさったのですね。タイミング療法は医師から伝えられた日に合わせなくてはならないと考えてしまいますが、その前でも大丈夫なことが多いです。
子女を願って2年目ということなので、焦ってしまうかもしれません。このような場合、多くの男性がプレッシャーを感じてしまうと聞きますが、あまり「排卵日に!」と限定して考えずに、自信を持ってできるときに、リラックスして夫婦生活をすればいいと思います。
ステップアップして人工授精をしつつ、タイミングが取れるところで夫婦生活を持つ方法もあります。排卵日はずれることもあるので、指示された日でなければならないということはありません。あまり義務的では、気持ちの逆行につながりかねません。自然に夫婦生活を送ることも必要でしょう。
妻と心情のずれを感じます
Q 家庭を出発して1年半以上たちますが、夫婦の心情のずれを感じ、一緒にいることが苦痛です。お互い子供を願っていますが、その話題にはあまり触れないようにしています。治療を始めるかなども、話し合えていません。こういう場合、何から始めたらいいでしょうか。
A まずは夫婦で時間を取り、じっくりと話し合いましょう。
もし通院するなら、医者に治療の方向性を伝える必要があります。夫婦で会話ができていなくて考えがずれていたり、ふたりの間がギクシャクしていたりすると、なかなか方向性を示すことができません。
病院に通うか通わないか、通うならどのような治療をしたいか、そのためにはどの病院を選べばいいのか、何歳までに妊娠したいかなど、夫婦の考えをまとめることが大切です。
病院については、これまでは女性は婦人科、男性は泌尿器科と分けて考えることが多かったのですが、最近は一緒に診察してもらえる病院が増えています。不妊の原因は男女半々と言われています。男女両方に課題があることもあります。そのため、同じ病院でふたりの状況を理解してもらいながら診察できると、スムーズに取り組めるでしょう。

一緒に病院に行くことで、不妊治療における意識のずれが少なくなるというのも、同じ病院にするポイントだと思います。可能なら、同じ病院で診察してもらいましょう。
---
このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。
『祝福家庭』では原稿や質問を募集しています。コチラのフォームからお寄せください。
『祝福家庭』の購読はコチラから
『祝福家庭』の定期購読をお申し込みの方はコチラから