【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』106号(2022年秋季号
夫婦で楽しく取り組む妊活 10
不安や悩みQ&A(女性編)3

家庭カウンセラー 内田由喜

 今回は「不安や悩みQA(女性編)」の3回めです。
 妊娠・出産に関しては現代医学でも解明されていないことがあり、不妊の原因が分からないケースも多いようです。
 ある人が成功した方法を別の人がまねしたからといって、必ず妊娠するわけではありません。各自に合った治療方法を行うことが、妊娠するための近道です。また、治療について正しい情報を持つことがとても大切だと感じます。

月経痛がひどいです

Q 月経痛がひどく、鎮痛剤を飲むこともあります。このままで大丈夫でしょうか?

A 10代後半までは子宮が成熟しきっておらず、月経痛を強く感じる場合がありますが、年齢とともに落ち着いてきます。もし、年々痛みがひどくなる、それまでになかった痛みを感じる、鎮痛剤を飲まずにはいられないほどの痛みがあるという場合は、すぐ婦人科に行くことをお勧めします。
 妊娠の妨げとなる子宮筋腫や子宮内膜症、卵管の炎症が起こっている可能性があります。これらは20代から40代に多い病気です。痛みは我慢せず、早めに受診しましょう。

不正出血が続いています

Q 月経周期が安定せず、高温期にならない周期もあります。そういうときは、少量の出血が2週間から1か月ほど続きます。

A だらだらと出血が続いたり、排卵がきちんと起こっていない可能性があったりするのは、卵巣機能の不調によるものだと思います。ホルモン剤で周期を整え、排卵を促す必要があります。できるだけ早めの婦人科受診をお勧めします。

不妊で落ち込んでしまいます

Q 自分が不妊だと考えるだけで、落ち込んでしまいます。どうしたらいいでしょうか。

A ストレスは、その人の受け取り方にも影響され、身体的な痛みと同じように数値化できるものではありません。客観的に評価することが困難なだけに、ご本人の置かれた環境や受け取り方に対してのカウンセリングによるフォローがとても有用だと思います。
 ストレスと不妊の関係を少し説明します。脳の視床下部という部位は、ストレス反応の中枢と言われていますが、ホルモンの流れもつかさどっています。そのため、視床下部がストレスを感じると、妊娠に必要な性ホルモンにも影響を及ぼすことになります。
 また、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールというホルモンは、血管を収縮させます。その後、緊張が解けると血流は良くなりますが、そのとき大量に発生する活性酸素は、妊娠に関わる器官をはじめ、全身を老化させる原因にもなるのです。
 このように心の状態が妊娠に大きく関わっているのは事実です。心を強く持つために、小さな幸せに気づいたときや人生が充実していると感じたときに、不妊にとらわれない自分を見つけられるといいと思います。夫と共に穏やかな表情で暮らせるようにするのがベストです。

 不妊治療では、「どのような治療をするか分からない」「いつまで続くか見えない」といった不安もあると思います。今後の検査や治療方法、それを行う目的、現在の治療の段階、問題点などが明確になるように、不安なことは医師に話しましょう。自分が納得することや、夫に話し共有して進めることも大切です。
 ところで、夫婦の会話の中心が、妊娠のことばかりになっていませんか? あるいは、事あるごとに「妊活」の話を持ちかけていませんか? もし、長年妊活に取り組んできたカップルであるとするなら、2、3か月ほどは、妊活や排卵日を忘れて夫婦の生活を楽しむのはいかがでしょうか? 妊娠や不妊治療の前に、もっと大切なものがあることを忘れないでくださいね。

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 このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。

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