【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』105号(2022年夏季号
夫婦で楽しく取り組む妊活 8
不安や悩みQ&A(女性編)1

家庭カウンセラー 内田由喜

 人の体は本当に個性豊かな真理体であり、一人として同じ人間はいません。ですから夫婦も一組一組違い、妊娠についても一律に推し量ることはできません。
 今回から、「不安や悩みQA(女性編)」として、質問が多くあった内容からお答えします。その1回めです。

基礎体温が低めで心配です

Q 基礎体温が低温期は36度、高温期でも36・3度と低めです。体温が低いと卵胞の成長や着床に影響はありますか?

A 基礎体温は妊活で最初に意識することなので、たくさんの方から質問を頂きます。多少の個人差はあるようですが、質問者の体温は異常のない範囲のようです。このような状態でも妊娠・出産している方はいらっしゃるので、過度な心配は必要なさそうです。
 ただ、高温期に基礎体温を上げるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、子宮内膜を着床可能な状態にするので、とても重要です。気になるようなら一度、着床期の黄体ホルモン量を測定してもいいかもしれません。

卵胞の成長が遅いようです

Q 低温期と高温期の差がはっきりせず、二相になることが少ないです。また、超音波で見てもらったところ、卵胞の成長に時間がかかっているようです。どうしたらいいでしょうか。

A 人間の体温は常に一定ではなく、1日の中でも朝夕で変化が見られます。大体は朝のうちは低く、活動して新陳代謝が活発になる夕方から夜にかけて、少し上がります。これは男女に共通して言えることです。
 これとは別に、女性はホルモンの作用で体温が変化します。月経開始後から排卵直前までの期間(卵胞期)には、卵胞を成熟させるエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されるので、比較的安定した低温相になります。
 排卵期に入ると体温がすとんと下がり、その後、約2週間は体温が高くなります。これは、排卵直後から次の月経前まで分泌される黄体ホルモンの影響です。このようなことから、基礎体温が二相性を示せば、排卵があったと推定されます。
 卵胞がなかなか大きくならないことと、基礎体温が二相性にならないことには関連があります。通常、排卵後から体温が上がりますが、なかなか上がらないのであれば、排卵が順調にいっていない可能性があります。
 卵胞の発育や排卵がスムーズでないときには、排卵誘発剤を上手に使うとよいそうです。排卵が不規則な人や起こりにくい人は、排卵誘発剤を使用するメリットが大きいと言われています。自力で排卵が起こる人でも、排卵誘発剤を使ったほうが妊娠率が高いというデータもあります。
 一方、排卵誘発剤使用時に多くの卵胞が発育した場合、多胎妊娠、卵巣の腫れ、腹水貯留などの副作用が起きる可能性があるので、医師の指示に従ってください。

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 このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。

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