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ほぼ5分で読める統一運動 65
8度にわたって発表された
「ジャルジン宣言」と子女の責任

稲森 一郎

 文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫妻は、1994128日、ブラジルのジャルジンを訪ねました。
 そこで釣りをしながら、「新しい希望農場」を建て、神の国を建設する実践の場としたのです。

 文鮮明師夫妻は、神が太初に創造しようとしたエデンの園(理想共同体)を実現するに当たり、この地域が適合していると考えたのです。

 1995年331日、第36回「真の父母の日」を迎え、ブラジルのサンパウロにおいて、「世界基督教統一神霊協会」を創立した1954年以降の40年を締めくくり、新たな40年路程を出発するという「サンパウロ宣言」が宣布されました。

 1995年331日が第2次40年路程の出発であり、この日を期して、二世中心の、また祝福家庭ごとの責任分担期間の時代となったことを宣言されました。

 これによって、「サンパウロ宣言」を基盤にした「ジャルジン宣言」が、8度にわたって発表されることになったのです。

ジャルジン第1宣言「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」(199543日発表)

ジャルジン第2宣言「絶対、唯一、不変、永遠の神様に似た者となろう」(199887日発表)

ジャルジン第3宣言「第一創造主、第二創造主、第三創造主になりなさい」(1998821日発表)

ジャルジン第4宣言「宿命的提案解怨」(1998828日発表)

ジャルジン第5宣言「『四・四節』宣布」(家庭的四・四節の意、199898日発表)

ジャルジン第6宣言「総霊界霊人解放式」(1998105日発表)

ジャルジン第7宣言【真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布】(天宙的四・四節の意、199918日発表)

ジャルジン第8宣言【「天宙真の父母連合」宣布】(2000213日発表)

 以上が「ジャルジン宣言18」です(『真の父母経』、11961212ページを参照)。

 第140年路程(19541994年)に続く第240年路程(1995年~2035年)が、それぞれの祝福家庭と二世にとって、どのような路程になるのか、その深い意味を8項目にわたって宣布、発表された内容が「ジャルジン宣言」です。

 成約時代は子女の責任分担時代であり、真の父母によって祝福を受けた祝福家庭とその二世は、祝福結婚によって神の「真の愛」「真の生命」「真の血統」を相続したものとして、本然のエデンの園を復帰する使命と責任があります。

 そのような重要な使命と責任が、文師夫妻によって「ジャルジン宣言」として示されたといえます。

 その意味において、「ジャルジン宣言」は、文師の遺言のようであり、文師の聖和以降、真の母であるホーリーマザー・ハン、韓鶴子総裁と絶対信仰を貫く祝福家庭および二世の双肩にかかっている重要な宣言として受け止めなければなりません。

 現在、世界は大転換の時代に突入しています。神とサタンの主権闘争において、激烈な様相が繰り広げられている状況にあります。

 すでに第240年路程も、はや30年を過ぎる節目にあり、2035年まで残された10年間、私たちはいかに自らの責任を果たすのかという課題に取り組まなければなりません。

 ジャルジン第1宣言とジャルジン第2宣言を深く心にとめながら戦い抜き、勝利の御旗(みはた)を掲げる決意に一点の揺るぎもあってはなりません。
 栄光を天にささげる孝情の真の子女たる歩みをなしてまいりましょう。