供養を考える 3

 『グラフ新天地』20058月号に掲載された特集記事を、編集部が再編集してお届けします。

愛ある生活こそが最高の供養

 墓参りや祈りなどは、愛されなかった霊たちの恨みを解く方法です。これが一般的に行われている供養です。

 このような供養も、もちろん大切なことですが、もう一方の供養、すなわち「愛せなかった恨み」を持つ霊たちを解放することも、同時に重要です。

 ところが、何代も前の先祖が「誰を愛せなかったか」ということを知ることは、ほぼ不可能です。あらゆるケースを想定せざるを得ません。

 親を愛せなかった先祖もいれば、子供を愛せなかった先祖もいるでしょう。上司、部下、仕事の仲間などを愛せなかった先祖もいるはずです。こういった先祖の恨みをすべて、今地上で暮らしている私たちが解いてあげなければならないのです。

 結局、地上生活を送っている私たちが、あらゆるタイプの人を愛せるようになり、幸せな人生を歩むことこそ、最高の先祖供養になるのです。そのためには、どんなに困難なことでも感謝に変えられる「プラス思考」を身に付けることが必要不可欠となるのです。

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 次回は、「命日は霊界では“誕生日”」をお届けします。