【テキスト版】
そうだったのか!人類一家族

第2回 15歳の少年が再臨主の使命を自覚した日

ナオミ
 皆さん、こんにちは。
 「そうだったのか!人類一家族」へ、ようこそ。

 ナビゲーターの「ナオミ」です。

 「人類一家族世界」はどのようになされるのか。

 これから皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 どうぞよろしくお願いします。

ソウタ
 こんにちは、「ソウタ」です。

 よろしくお願いします。

 僕も人類一家族世界を一日も早く実現したいと願う一人です。

ナオミ
 さて、ソウタ君。

 今回から、いよいよ人類一家族世界実現の先導者である文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)ご夫妻が歩まれた道を訪ねてみましょうね。

ソウタ
 はい、ナオミさん。
 いよいよ、ですね。すごく楽しみです。

ナオミ
 まずはお二人の誕生からお話しするわね。

 文鮮明先生は1920年陰暦16日、現在の北朝鮮、平安北道定州(ピョンアンプクトチョンヂュ)郡に誕生されたの。

 文先生がおなかの中に宿られた時、文先生のお母さんは2頭の黄金の龍が現れて天に昇っていくのを見たそうよ。

ソウタ
 なるほど~。

 特別な使命を持ってお生まれになったことを物語るエピソードですね。

ナオミ
 そうね。

 幼少の頃は「龍明(ヨンミョン)」というお名前だったそうよ。

 後に、「鮮明」に改名されたのね。

ソウタ
 そうなんですね。

ナオミ
 韓鶴子女史は1943年陰暦16日、同じく現在の北朝鮮の平安南道安州(ピョンアンナムドアンヂュ)郡に誕生されたの。

ソウタ
 お二人は同じ誕生日なんですね。

 お生まれになった場所も平安北道と平安南道ということは、比較的近い場所でお二人は誕生されたんですね。

ナオミ
 そうね。

 同じ誕生日に、隣接する道にお生まれになった二人は天の導きによって出会い、人類の「真の父母」の道を歩まれることになるのね(「道」は、日本でいえば「県」に当たる)。

 韓鶴子女史は、熱心なクリスチャンだったおばあさんとお母さんによって幼い頃から信仰的な訓練を受けられ、天の花嫁になるために準備されたかたなの。

ソウタ
 韓鶴子女史は、篤実なクリスチャンの家系にお生まれになったんですね。

ナオミ
 文鮮明先生は、比較的大きな農家の13人の兄弟姉妹の次男としてお生まれになったの。

 代々、「無条件に与えて生きなさい」「腹が減った人を絶対に手ぶらで帰してはならない」といった家訓を大切にしている家系だったのね。

 文先生は、この家訓から、生涯を貫く「平和」を学んだといわれているわ。

ソウタ
 なるほど、そうだったんですね。

ナオミ
 文先生は、書堂(ソダン)という学び舎に通い10歳で『論語』などを読んだの。

 漢字が上手だったので、先生の代わりにお手本の字を書いていたそうよ。

ソウタ
 うわあ、そうなんですね。
 さすがですね。

 幼い頃から天賦の才能が開花していたんですね。

ナオミ
 自然界に対しても、非常に強い探究心を持っていたのね。

 野山を駆け回ることが大好きで、知らない花や動物がないほどだったそうよ。

ソウタ
 好奇心旺盛で、活発でたくましい少年というイメージですね。

ナオミ
 そうなの。
 力も強く、スポーツも得意だったの。

 強い正義心の持ち主で、周りでけんかがあると見過ごせず、必ず仲裁に入ったそうよ。相手が年上でもひるまなかったの。

 一方で非常に鋭い直観と、深い情的世界を持った少年だったの。

 7歳の時からカップルの相性を見て、よく当たることで有名だったそうよ。

 幼児期には、一度泣き始めると一日中激しく泣いているので、「一日泣き」と呼ばれるほどだったの。

ソウタ
 文少年の存在感、なんか、すごいですね。

 お話を聞いているだけでも圧倒されそうです。

ナオミ
 文鮮明先生が10歳の頃、祖父の弟である文潤國(ムン・ユングク)牧師の影響で一家は全員キリスト教に改宗したの。

ソウタ
 文先生もクリスチャンになったんですね。

ナオミ
 12歳の頃から家族が病気になったり、さまざまな困難な問題が文家に起こったのね。

 時代的にも、次第に厳しくなる当時の日本の統治と韓民族の困難な立場を見つめながら、文少年は、世の中でなぜこのような悲しいことが起こるのか、その答えを真剣に尋ね求めるようになるのね。

ソウタ
 正義感あふれる明朗快活な文少年は、家族の不幸な出来事や世の中の現実の中で深く人生と向き合い、そして社会に目を向け、切実に神に祈り求めていくことになるんですね。

ナオミ
 そうね。

 人生は決して一個人のものじゃないわ。
 家族や社会と共にあり、歴史の流れの中にあっての人生なのね。

 そして1935417日、文少年に大きな転機が訪れるの。

ソウタ
 1935年417日ですか?
 文先生が15歳の時ですね。

 今の日本でいえば、中学3年か高校1年の年ですね。

ナオミ
 そうね。
 その日は「復活節(イースター)」を迎える週の一日だったの。

 文少年は猫頭山(ミョドゥサン)という近くの山に登って、涙を流しながら夜を徹して祈祷していたの。

 明け方になったころ、目の前にイエス・キリストが霊的に現れたそうなの。

ソウタ
 イエス・キリストですか?

ナオミ
 そう、イエス様。

 イエス様は文少年にこう告げたというの。

 「苦しんでいる人類の故に、神様はあまりにも悲しんでおられます。地上で天のみ旨に対する特別な使命を果たしなさい」

 それは、イエス様が完全には成し遂げることができなかった、救世主としての使命を継いでほしいというものだったの。

ソウタ
 それは重大事件ですね!

 文少年は相当びっくりしたんじゃないですか?

ナオミ
 確かに、そうよね。

 事の重大さに、文少年も最初は躊躇(ちゅうちょ)したそうよ。

 でも何度もイエス様に説得され、最後にはその願いを受け入れて決意したのね。

ソウタ
 それは、文鮮明先生が救世主、再臨主としての使命を自覚した瞬間だったんですね。

ナオミ
 そのとおりよ、ソウタ君。

 そして文先生は、その約束を生涯忘れることはなかったの。

ソウタ
 15歳の少年の双肩に、6000年の復帰歴史が背負われた瞬間ですね。

ナオミ
 皆さん、いかがでしたか?

 「そうだったのか!人類一家族」

 今回はこの辺で。
 次回もお楽しみに!

それでは、またお会いしましょう!