スマホで立ち読み Vol.39
『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』10

統一思想研究院・著

(光言社・刊『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』〈2017年3月21日初版第1刷発行〉より)

 スマホで立ち読み第39弾、『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』を毎週木曜日(予定)にお届けします。

 崩壊の一途をたどる現代社会の倫理観。本書は、純潔の重要性や神の創造目的、家庭観について解き、正しい倫理観とは何かを考える一冊です。

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一 人間に与えられた神の言

(二)聖人を通じて与えられた神の言(ことば)

4)仏教

 原始仏教の経典には、「知者は淫行を回避せよ。……他人の妻を犯すことなかれ」、「己が妻に満足せず、遊女に交わり、他人の妻に交わる──これは破滅への門である」と説かれています。総じて言うと、仏教では、夫婦以外の男女関係は破滅の門として厳しく戒められ、夫婦の愛敬と家族の親睦すべき倫理を教えています(※5)。経典には次のような戒めがあります。

 師(ブッダ)は答えた、「メテーヤよ、性の交わりに耽(ふけ)る者は教えを失い、その行いは邪である。これはかれのうちにある卑しいことがらである」(スッパニパータ、815

 放逸で他人の妻になれ近づく者は、四つの事柄に遭遇する。──すなわち、禍(わざわい)をまねき、臥(ふ)して楽しからず、第三に非難を受け、第四に地獄に堕ちる。禍を招き、悪しきところ(地獄)に堕ち、相ともにおびえた男女の愉楽はすくなく、王は重罰を課する。それ故にひとは他人の妻に近づくな。(法句経、309310

 あるいは暴力を用い、あるいは相愛して、親族または友人の妻と交わる人、──かれを賎(いや)しい人であると知れ。(スッパニパータ、123


※5:竹内清治「仏教思想の概説」2015年。

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 次回は、「儒教」をお届けします。



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