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神様に愛された日 39

 『神様に愛された日』を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 「私が出会った神様の真の愛」をテーマに家庭連合の教会員による応募作品から選ばれた証し(テスティモニー)をまとめた作品集。心が温かくなる証しの数々をBlessed Lifeでもお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

(光言社・刊『神様に愛された日-48のテスティモニー』〈2010219日第2刷発行〉より)

第四章◆父母の愛

【幸せの記録38】
タカイ、タカイ

 とにかくじっとしていない。

 絶えずハイハイしている。ソファーの背もたれの上にもよじ登る。「タカイ、タカイ」で飽きたらず、振り回し、放り投げられては喜んでいる。まだ1歳前の長男である。

 二人目の女の子は、「タカイ、タカイ」をすると顔がこわばり、喜んでいないのが分かる。椅子に座らせると1時間でも2時間でもおとなしく座っている。

 ある時、娘が食事をしながら寝てしまった。茹(ゆ)でたブロッコリーを握り締め、おでこは皿の中。しばらくして顔を起こした娘は、ニコニコ顔でまた食べ始めた。家内と私は、涙を流して大笑いした。

 この瞬間、突然、神様の何かがすうっと入ってきたような気がした。何と表現してよいか分からないが。3人目が欲しい。

 私の強い希望に応(こた)えてくれた3人目は、「タカイ、タカイ」が大好きな女の子であった。

 すると、また何かがすうっと入ってきた。今度ははっきりと分かった。

 何人でも無条件に愛したい、神様の思いだった。

(男性 54歳)

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 次回は、「あなたは大事な子」をお届けします。


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