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週刊ブレラ 15
諦めない心、飽きない心

編集部

 諦めない心を持つことの大切さはよくいわれるところです。

 「諦めたら、そこで試合終了ですよ」という言葉は有名です。
 人気漫画「スラムダンク」の登場人物の一人、安西先生の発したセリフだそうです。

 「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう」(マタイによる福音書 第77節)

 「必ず道がある。見つけ出しなさい」(『御旨の道』「伝道」より)

 これらの言葉も、人生において、信仰生活や仕事において、試練を受けたり、困難な状況にあったりする時であればあるほど、私たちに勇気と希望の力を与えてくれるものとなるでしょう。

 一方で、人生において成功し、あるいは何事かを成し遂げようとすれば、もう一つ大事なことがあることに気付きます。

 それが「飽きない心」を持つということです。
 諦めようとする心との闘いも大変なものですが、もっと恐ろしい心の敵は飽きてしまうことです。

 諦めようとする人を励まし、鼓舞することはなんとかできるかもしれません。しかし飽きてしまった人にやる気を起こさせることは容易ではありません。

 飽きてしまう心をどうしたら克服できるのでしょうか。

 先人の言葉から捜してみましょう。

 「自分を飽きさせずに面白く働かせるコツは、一生懸命努力してしつこく踏ん張るしかないんだ」(映画監督、黒澤明)

 「私の活動はすべて、私の飽くことなき人類愛に源を発している」(マハトマ・ガンジー)

 「義に飢えかわいている人たちは、さいわいである、彼らは飽き足りるようになるであろう」(イエス・キリスト/マタイによる福音書 第56節)

 いかがでしょうか。

 「努力し頑張り続ける」「人類愛を動機として生きる」「より強い欲求を持ち続ける」…。

 食べることに飽きた、寝ることに飽きた、というかたはまずいらっしゃらないと思います。

 しかしもし、信仰生活や仕事、理想を求めることに飽きる心やマンネリ化が生じてきたら…。

 諦めない心を持って試練や困難を乗り越えるための対策は結構ありそうですが、半面、飽きない心を持って「理想の姿」を追求し続けるための対策は十分にできていないかもしれません。

 「飽きない心を持つ」

 これは私たちが挑戦すべき、人生の隠れた重要課題の一つなのかもしれません。


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