2025.07.03 22:00
スマホで立ち読み Vol.39
『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』7
統一思想研究院・著
スマホで立ち読み第39弾、『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』を毎週木曜日(予定)にお届けします。
崩壊の一途をたどる現代社会の倫理観。本書は、純潔の重要性や神の創造目的、家庭観について解き、正しい倫理観とは何かを考える一冊です。
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一 人間に与えられた神の言
(二)聖人を通じて与えられた神の言(ことば)
(2)キリスト教
新約時代に至り、厳格な旧約時代の律法主義から、愛と寛容の信仰の時代になりました。しかし、旧約時代の神の戒めが、無効になったわけではありません。特に、不倫、同性愛は厳しく諌(いさ)められています。
イエスの言
パリサイ人が「何らかの理由で、夫がその妻を出す(離縁する)のは、さしつかえないでしょうか」とイエスに尋ねたところ、イエスは、神の下で男と女が結婚するのであり、それを勝手に離してはならないと、次のように答えました。
あなたがたはまだ読んだことがないのか。『創造者は初めから人を男と女とに造られ、そして言われた、それゆえに、人は父母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりの者は一体となるべきである』。彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない。(マタイ19・4~6)
一人の青年がイエスに「永遠の生命を得るためにはどうしたらよいですか」と尋ねたところ、「いましめをまもりなさい」と言われました。彼の、「どのいましめですか」という問いに、イエスは、十戒のいましめを引用して、言われました。
『殺すな、姦淫(かんいん)するな、盗むな、偽証を立てるな、父と母とを敬え』。また『自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ』(マタイ19・18)
さらにイエスは、より高い倫理規範を提示して、人々に次のように語りました。
『姦淫するな』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである。(マタイ5・27~28)
イエスはまた、律法学者やパリサイ人たちが、姦淫の女をつれてきて「石で打ち殺してもよいですか」と問うたところ、次のように答えました。
「あなた方の中で罪のない者が、まずこの女に石をなげつけるがよい」……[彼らは]ひとりびとり出て行った。……イエスは言われた「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪をおかさないように」(ヨハネ8・7~11)
イエスは、悔い改めることによって、罪が赦(ゆる)されることを教えられたのです。
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次回は、「キリスト教~パウロの言」をお届けします。