スマホで立ち読み Vol.40
『韓鶴子総裁御言選集 5』6

天の父母様聖会 世界平和統一家庭連合/編

(光言社・刊『韓鶴子総裁御言選集 5』〈2025年1月27日初版第1刷発行〉より)

 スマホで立ち読み第40弾、『韓鶴子総裁御言選集 5』を毎週月曜日(予定)にお届けします。

 シリーズの最終巻となる第5巻には、2018年のJapan TOP GUNで語られたみ言から、2022年の在韓日本宣教師会40周年記念特別集会で語られたみ言までの全39編が収録されています。

 第1巻の立ち読みはコチラから!

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2 人類の文明史から見た天の摂理の終着点

201871日(天一国6年天暦518日)
日本・埼玉

2018「神日本家庭連合」希望前進決意二万名大会で語られたみ言(ことば)

堕落した人類の血統を転換するため天が保護し、育ててこられた真の父母

 全知全能であられる神様は、御自身がお立てになったみ旨を必ず完成されなければなりません。ですから、恨めしく、苦痛な、人類救援という蕩減(とうげん)復帰摂理歴史を導いてこられるしかありませんでした。イスラエル民族という選民を立てて、誤ったことに対して、個人から国の形態が成されるときまで、蕩減復帰摂理歴史を導かれました。キリスト教徒たちは聖書を通してその歴史を知っていることでしょう。どれほど困難で、苦労して待たなければならない期間だったでしょうか。堕落した世界に「私の息子だ」と言うことのできる独り子、イエス・キリストを送るまで、4千年という途方もない時間が流れました。4千年です。

 しかし、イエス様を誕生させたマリヤ、ユダヤ教、イスラエル民族は、神様(のみ旨)が分かりませんでした。イエス様の本質が分からなかったのです。それで、結局は十字架に追いやりました。そのようなイスラエル民族は、歴史を通して途方もなく多くの蕩減を払いました。これが歴史の真実です。

 イエス様は十字架で亡くなられる状況の中で、「また来る」と言われました。もし、イスラエル民族がイエス様と一つになって、イエス様が真の父母の位置に進まれていたならば、ローマ帝国を通して、そのとき、イエス様を中心とした地上天国が成されたことでしょう。どれほど切なく、悲しい歴史でしょうか?

 イエス様の十字架の後に、聖霊の役事で復活した使徒たちによってキリスト教文化が出発します。イタリア半島を中心としてヨーロッパ大陸、島国のイギリスに行くまでに、千年余りが過ぎました。イギリスを中心としたキリスト教文化によって、大西洋文明圏時代が開かれました。そして、世界に広がっていき、イギリスは「太陽の沈まない国」と言われました。しかし、結果はどうなりましたか? 彼らもまた、イエス様の本質が分かりませんでした。ために生きる真の愛ではなく、利己主義で自国の利益を考えるうちに、結局は奪ってくる文明になってしまいました。

 天は責任を果たせない人間や国を再び立てて用いられません。そのとき、(新婦を)見いだすことのできなかったイエス様は「また来る」とおっしゃいました。また来て、「小羊の婚宴」をするというのです。ですから、2千年のキリスト教文化は、「小羊の婚宴」をすることのできる新婦、独り娘を誕生させる基盤にならなければならないのです。

 天はアジアの韓国、韓半島を通して、2千年の間、(韓民族を)育ててこられました。準備してこられました。そうして、1943年に独り娘が誕生したのです。

 1945年に韓半島が解放されました。そして、南北が民主主義と共産主義に分かれたのです。そのとき、私の故郷は北にありました。多くの神霊的なキリスト教の集団が、再臨のメシヤは平壌(ピョンヤン)を通して来ると信じていました。それで、私の家族は、南下する考えを持てませんでした。ところが、日本に留学して勉強していた私の母方の叔父が、故郷に帰ってこないで南の軍隊に入ったという情報が来ました。それで三代の母子(趙元模〈チョ・ウォンモ〉ハルモニ、洪順愛〈ホン・スネ〉大母様〈テモニム〉、真のお母様)が(南に)下っていくことになったのです。

 私がなぜこの話をするかというと、神様の創造原則では、人間には時間(成長期間)を与えたと言います。2千年を経て探し出した独り娘が幼子では、摂理を導くことはできません。成長しなければなりません。安全に成長しなければならないのです。ですから天は、私のために南下するように導きました。

 南下してから2年後に韓国動乱(朝鮮戦争)が起こるようになります。そのとき、韓国は北に対抗する準備ができていませんでした。それほど世界に知られていない国でした。それなのに、どうして国連の16カ国が韓国動乱に参戦して、善なる血を流したのでしょうか? 天は私に成長期間を下さらなければならないので、私が成人になるときまで、私を保護されなければなりません。皆さん、理解できますか?(「はい」)。

 私は時が分かったので、決心して1960年に真の父母の位置に進みました。堕落した人類は、いくら信仰があっても、神様のみ前に進むことができません。誤った血統を転換してこそ、神様の子女になるのです。そのことをしてくださる方が、人類の真の父母です。

 ですから、私たち家庭連合は、祝福理想、祝福家庭を褒めたたえます。祝福は、分かち合えば分かち合うほど大きくなるのです。ですから、「すべての祝福家庭は氏族メシヤになりなさい」と言いました。彼らが国と世界に向かって進むとき、人類が切に願う平和世界、父母様を中心とした人類一家族、地上天国を成就することができます。

(続く)

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 次回は、「天の父母様を迎え、世界を抱く母の責任を全うする『神日本』となりましょう」をお届けします。



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