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家庭出発への準備 10

 動画「続・二世のための祝福結婚講座」をもとに、家庭出発のための準備と夫婦関係の在り方について、毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

※本文中の内容は2022年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。

番外編 ~夫婦愛を育むヒント~
五つの愛の言語

 先回、愛を伝えるには五つの愛の言語があることを説明しました。今回はその五つの愛の言語について詳しく見ていきたいと思います。

①肯定的な言葉
 言葉は思いを伝えるのに最適ですが、その中でも「肯定的な言葉」は、より相手にストレートに愛を伝えることができます。

 肯定的な言葉は大きく分けて4種類あります。それは「感謝」「称賛」「激励」「慰労」です。「いつもありがとう」「きょうの食事は最高においしいね!」「きょうも仕事頑張ってね!」「いつも遅くまでお仕事お疲れさま」などの言葉です。

 相手に対して言葉を丁寧に話すのは、相手の存在の貴さを認めているということにもつながります。言葉が雑になると、それは相手を雑に扱うということにもなるのです。

 チャップマン博士は、書籍『愛を伝える5つの方法』の中でこんな実話を紹介しています。

 ある女性が相談に来ました。

 「夫に半年も前から『家の壁にペンキを塗ってほしい』とお願いしているのに、全くしてくれません。昨日も言ったし、今日も言ったのです」

 博士はこう言います。

 「あなたは夫に、家の壁にペンキを塗ってほしいと思っているんですね」「そのために半年も前から言い続けているんですね」と。

 女性はうなずきます。

 チャップマン博士は続けます。

 「私からのアドバイスは二つです。一つは、今後絶対に『ペンキを塗ってほしい』と言わないこと。半年間も言い続けているんだから、夫はあなたの気持ちは分かっていますよ。そして、もう一つのアドバイスは、今後、夫が何か一つ家事をしてくれたら、例えばごみを捨てたり、食器を洗ったりしたら、心から『ありがとう』『助かった』と感謝の思いを伝えてください」

 女性は最初は全く納得しなかったらしいのですが、しぶしぶ了解して帰っていったといいます。

 1週間後、博士のもとに電話がかかってきました。

 「夫がペンキを塗ってくれたのです!」

 責め立てる言葉よりも、「肯定的な言葉」を語りかければ、相手は愛を感じるのです。そしてその人のために何かをしてあげたいと自然に思うものなのです。普段から言葉遣いや話す内容には気を付けたいものです。

②クオリティタイム
 クオリティタイムとは二人だけの特別な時間、例えば二人きりのデートのことを言います。この時の注意点は、自分の全ての意識を丸ごとあなたに向けるという時間でなければなりません。

 例えば、ただ一緒にテレビを見ているというだけではクオリティタイムにはなりません。その時の意識は、相手ではなくテレビに向かってしまいます。

 さらに、その時間だけは仕事を持ち込んではいけません。もちろん、スマホをいじってSNSを確認してもいけません。二人もしくは家族のためだけに自分の全てを投入しているということは、とても素晴らしい愛の表現方法なのです。

③贈り物
 「物を贈る」という行為は奥が深く、愛をストレートに伝える良質な手段でもあります。

 「贈り物」というのは、「あなたのことを気に留めています」という思いを象徴しているからです。まさに無形の愛を有形のプレゼントに変えて、相手に渡しているのです。

 実際にプレゼントをするという行為には、いくつもの段階が必要です。

 まず、プレゼントを贈りたいと思いたち、何がいいかなと考え、実際にお店に行って数ある商品の中から一つを選び、そして丹念にラッピングをして、お金を払って、ベストなタイミングを見計らって相手に渡すという具合です。

 私の手元にプレゼントが届くまでに、こんなに多くのプロセスを経ているのです。

 贈り物をする時はもちろんそこに愛を込めますが、それを受け取る時も、その背後の愛を感じながら受け取りましょう。

④サービス行為
 サービス行為とは、相手があなたにやってほしいと願うことを実際にその場でしてあげることです。

 まさに、相手のために生きることであり、相手を喜ばせるためには何ができるかということを考えて実践する行為です。

 直接「これをして」とお願いされることもあるでしょう。しかし普段の言動を見ていれば、ふと「これをしてあげたら喜んでくれるだろうな」ということが分かってきます。そしてそれを実際に行うことです。

 決して大げさなことをする必要はありません。掃除、料理、洗濯、皿洗い、肩をもんであげるなど、何でもいいのです。日常のささいなことでも相手の喜ぶ顔を想像しながら、積極的な姿勢で行えば、見事に愛を表現することができるのです。

⑤スキンシップ
 手を握る、抱きしめる、頬を合わせる、キスをする、などのスキンシップも感情的な愛を表現する一つの言語です。

 赤ちゃんは親とのスキンシップを通して親の愛を感じます。夫婦も直接肌を合わせることで、お互いの愛を確認し合うことが必要なのです。

 ここまで、五つの愛の言語を紹介してきました。チャップマン博士の書籍にはもっと詳しく、より深い説明がありますので、関心のあるかたはぜひ読んでみてください。

相手が大切に思っていることを自分も大切にする
 これら五つの愛の言語を祝福相手に愛情表現としてしなければいけないのですが、「特にこれが相手にとって重要な愛の言語だ」というものが一つ、もしくは二つほどあるはずです。

 例えば「肯定的な言葉」が愛の一次言語の相手に対して、残りの四つを完璧にこなしたとしても、その一つが欠けていれば、相手は本当の意味では愛によって満たされません。

 逆に、相手の愛の一次言語でしっかり愛を表現していれば、残りの四つがたどたどしくても相手は満たされるのだということです。

 ちなみに、この書籍の巻末には、自分の愛の言語を知るための30の質問項目があり、それに答えていくと、自分の愛の言語が何であるのかが分かるようになっています。

 ただ二人で、どんな時が一番うれしいか、どんなことをする時に愛を感じるかといった会話を何度か交わしていく中で、ある程度相手のことを理解することはできます。

 この書籍をお薦めする理由は、「相手のことを深く知り、その相手に合わせて与えようとする本人の努力が必要なのだ」という内容が書かれているからです。

 男女の円滑なコミュニケーションのノウハウ本でよくあるのは、「男女の特性を理解しよう」というテーマのもと、「男性はこういう傾向がある。女性はこういう傾向がある。だからこういうふうに接しましょう」といったものです。

 もちろん、それらにも一理あると思うので参考にしたらいいと思う反面、その内容は表面的であるし、相手を「男性だから」「女性だから」という枠に当てはめてしまうのではないかという懸念もあります。

 また「男性はこういうものだから理解してよ」というように、相手に理解を求めるための押し付けになってしまう可能性もあります。

 しかしこの書籍には「性別による違いについてではなく、相手を観察し、相手が大切に思っていることを自分も大切にする」ということが書かれていました。それは、自分を変えていく本人の努力が必要だということを意味しています。

 このような書籍に出合い、それを読むことは、愛を伝える方法を知るための一つのきっかけであって、最終的には自分自身の行動がどう変わるかが何よりも重要なことです。

 真の父母様もこのように語っておられます。

 「家庭的な基盤を立てるにおいて、夫に妻が心を合わせてあげれば福を受けるのであり、妻に夫が心を合わせてあげれば福を受けるのであり、子女が一つとなれば福を受けるのです」(『祝福家庭と理想天国(Ⅰ)』1311ページ)

 皆さんが最高の夫婦になれるよう祈っています。

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 「家庭出発への準備」は、今回が最終回です。ご愛読ありがとうございました。

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 良い出発ができるよう、またより良い未来をつくるために、ぜひ自宅や教会での学習にご活用ください。

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