2025.05.24 22:00
家庭出発への準備 5
動画「続・二世のための祝福結婚講座」をもとに、家庭出発のための準備と夫婦関係の在り方について、毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
※本文中の内容は2022年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。
相対関係の成熟と理想相対
家庭出発に向けた具体的準備の二つ目は、相対関係を成熟させることです。世の中の一般的な結婚と違い、祝福結婚は相対関係を深めるための期間がどうしても短くなります。
家庭交流期間が平均2~3カ月、約婚期間も2~3カ月、つまり出会ってから半年くらいで祝福を受けているわけです。これよりももっと短いかたもいらっしゃると思います。
もちろん本質的には相対関係の成熟度と交流時間の長さは関係ないと言うこともできますが、手をつないだこともない男女が祝福を受けてすぐに家庭出発をするのは無理があるでしょう。
従って、家庭出発を迎えるに当たり、二人の心の距離を縮めておくことが非常に大切なのです。
神様が与えてくださった相手である
「良好な相対関係をどうやって構築するか」「信頼関係をどのように育むか」を考えるとき、外的な内容に意識が向いてしまいがちです。
例えば、コミュニケーションを上手に取るために男女の違いについて学ぼうとか、デートを重ねて思い出をたくさんつくろうといった具合です。
もちろんそれも大切なことですし、積極的に行ってほしいと思っています。しかしそれらのことは、言うなれば表面的な内容です。
それ以上に大切なことは、「神様が与えてくださった相手である」という出会いの原点にいつでも戻れるようにすることです。
横的な関係性を深めるためにも、まずは縦的な神との関係を深めることが大切なのです。
理想相対とは
真の父母様は、祝福の相手は「理想相対」であると言われます。
「理想相対」は非常に美しい言葉ですが、誤解されやすい言葉でもあります。真の父母様の言われる理想相対の中心は、私ではなく神であるということなのです。
つまり理想相対とは、神から見た私にとっての理想的な相手ということなのです。
同じ理想の相手でも、出発点が違うと天と地の差です。そしてこの「理想相対における中心が神である」ということが、一般的な結婚と祝福結婚の決定的な差です。
だからこそ、祝福前のマッチングプロセスにおいても祈りと精誠が強調され、40日精誠期間においても、縦的な神との関係を強めようと強調されてきたのです。
とはいえ、実際に相対間で信頼関係を育むためには、神に祈っているだけでは駄目でしょう。具体的な行動も必要です。
次に、いかに信頼関係を育んでいくのかについて、「関心」「受容」「表現」の三つの観点から説明をしたいと思います。
相手に関心を持つ
まずは互いに「関心」を持つことです。
「愛の反対は無関心である」という言葉がありますが、そのとおりだと思います。愛を育むために、また信頼関係を築くために、まずは相手に関心を持ちましょう。
この時に大切なのが、理想相対の観点をもって互いに関心を持つということです。
自分の関心を中心に相手を見るとどうなるでしょうか。自分にとって都合のいいものは受け入れることができるが、自分が理解できないものに対しては否定したくなってしまうのです。
そうではなく、「神が与えた相対である」という視点で相手を見ることが大切なのです。
「なぜ神はこのような人を私に与えたのか」と神の願いを中心に見つめて祈り求めるならば、必ずその答えは得られるようになっています。
なぜなら、これは相手を見ながらも神を見ているとも言えるからです。この視点を互いに持つことが重要です。
次回は次の段階である「受容」について説明します。
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祝福式への参加は、ゴールではなくスタートです。
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