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家庭出発への準備 4

 動画「続・二世のための祝福結婚講座」をもとに、家庭出発のための準備と夫婦関係の在り方について、毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

※本文中の内容は2022年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。

信仰の確立と自立

 先回、祝福の準備として「信仰の確立と自立」「相対関係の成熟」「生活基盤の確保」という三つのポイントを紹介しました。

 今回からは、この三つのポイントについてもう少し詳しく説明したいと思います。

 まずは、「信仰の確立と自立」についてです。

信仰の基準は「神による私」
 私たちが目指すべきは、神を中心とした家庭を築くことです。すなわち、家庭に神を迎えるということです。

 しかし、家庭を出発したからといって自動的に神がその家庭に降りてこられるわけではありません。

 家庭出発前から神との因縁がしっかりと結ばれている男女が家庭を築くからこそ、その家庭に神が降りてこられるようになるのです。

 すなわち、家庭に神を迎えるためには、まずは私自身が神とつながっているかどうかが重要な問題だと言えます。信仰の基準は「神による私」なのです。

 み言には次のようにあります。

 「因縁の中でも標準となる因縁は、神様と人間の間に結ばれた親子の因縁です。この因縁から始まった心情は、どんな存在の権限にも曲げられない永遠で不変で唯一なものです」(『礼節と儀式』12ページ)

 このように、まずは「神による私」という考え方が中心にならなければなりません。

習慣付けたい三つの内容
 次に、信仰を確立するために家庭出発前の段階でしっかりと深めて習慣付けてほしい内容として、「礼拝」「十一条」「訓読」があります。

①礼拝
 なぜ私たちは礼拝に参加するのでしょうか。それは、礼拝に参加することで一週間の全ての生活を神にささげ、神を愛したという条件になるからです。

 本来、私たちの命は神によって与えられたものであり、日々の一挙手一投足の全てを神にささげなければなりません。言い方を変えれば、毎日が礼拝にならなければならないのです。

 しかしそれでは生活にならないため、礼拝の時間を決めてその時間をささげることで、一週間全てを神にささげた条件にするのです。

 すなわち礼拝を守ることは、神に主管され、聖別された人生を送るために欠かせない条件となるのです。

 そのように考えると、まずは礼拝に参加すること自体が大切です。そして次に、牧会者の説教を通してみ言を学び、どう実践するかという内容になってくるのです。

 もちろん、週末に仕事があって礼拝に参加できないという場合もあるでしょう。そのときはアベルにその事情をしっかりと伝え、代わりになる内容を提示してもらうとよいと思います。

②十一条
 十分の一献金、いわゆる十一条とは、収入の10分の1を献金というかたちで神にささげることを言います。

 これによって、霊的には全てをささげたという条件が立ち、そのうちの10分の9を神から頂いて私たちは日々の生活を送ることになります。

 神に聖別された10分の9で生活を営んでいくことになるので、すなわち生活全てが神に聖別されたものになるのです。

 真の父母様のみ言にも「十分の一献金を捧げながら暮らす人は、絶対に滅びません」(天一国経典『天聖経』1193ページ)とあります。

③訓読会
 神はみ言をもって私たち人間と被造世界を創造されました。私たちがみ言を訓読し、それに従って実践することは、すなわち私自身をつくっていくということになります。

 神は私たち人間の95パーセントをお創りになりました。そして残りの5パーセントは、私たち自らが育まなければならないのです。

 言い換えれば、神の偉業の完成は私たちがいかにその5パーセントを完成させるかにかかっており、み言の訓読と実践は自分自身を完成させるためにも必要な内容なのです。

 また真の父母様は、「訓読をすることにより次元が変わります。天の国と地が一つになって訓読会をすれば、霊界がすべて降りてきて協助するようになっています」(同 963ページ)と語っておられます。

 訓読会を行う瞬間は霊界の先祖も聞きに来ているので、先祖の教育になるということです。

 さらに訓読会は、家庭を持った後は子女教育の場にもなります。子女の信仰教育は家庭での訓読会を通して行うようになっているのです。

 この礼拝、十一条、訓読の三つを守ることで、私たちの生活が神によって聖別されることになります。

 そのように考えると、私たちが信仰を守るのではなく、信仰によって私たちが守られるのです。

 これらのことは、家庭を持った後から取り組むべき内容ではありません。家庭を持つ前の個人の段階で習慣付けておくべき内容です。

 個人の信仰的自立を果たした状態で家庭を持つことが、家庭的自立につながるのです。

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