スマホで立ち読み Vol.39
『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』1

統一思想研究院・著

(光言社・刊『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』〈2017年3月21日初版第1刷発行〉より)

 スマホで立ち読み第39弾、『今輝ける真の愛 蘇る神のみ言』を毎週木曜日(予定)にお届けします。

 崩壊の一途をたどる現代社会の倫理観。本書は、純潔の重要性や神の創造目的、家庭観について解き、正しい倫理観とは何かを考える一冊です。

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はじめに

 2001年に最初にオランダで同性婚が合法化され、それから十数年で、同性婚合法化の嵐は、全世界のキリスト教国家をあっという間にのみ込んでゆきました。そして今や、儒教、仏教圏の東洋にも押し寄せてきています。フリーセックス、離婚は、すでに西洋、東洋を問わず、日常茶飯事となっています。そして、このような嵐を誰も押しとどめることができないのが現実です。

 ただ、イスラム社会だけが、姦淫(かんいん)と同性愛を厳しく戒めていますが、厳格なイスラム社会では、戒律に違反した者に残酷な極刑を課して、その恐怖で守らせようとします。

 しかし、それは人権蹂躙(じゅうりん)にほかなりません。規範は規範のためのものでなく、愛のための規範であり、自由意志で規範を守ることによって、その愛が本然の愛として現れるのです。恐怖を与えるような手段で強制すれば、愛は萎縮してしまいます。

 このような状況の下で、今もなお神から人間に与えられた言(ことば/戒め)が生き続けていて、人類を真(まこと)なる愛へと導いていることが、明らかにされなければなりません。

 今日、神の言を否定する思想が世界を覆い尽くしていますが、その無神論の嵐の中で、今、新しい真理の光に照らされて、真の愛が輝き始めています。その新しい真理とは、「人類の真の父母」として顕現された文鮮明(ムン・ソンミョン)師ご夫妻の提示された「統一原理」であり、「統一思想」なのです。

 胎中、地上、天上(霊界)という「三世の生」における人生の目的は、子女の愛、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛、父母(祖父母)の愛、すなわち「四大愛(四大心情圏)」の完成を成さなければなりません。そうでなければ、天上世界では呼吸困難に陥るというのが文鮮明師ご夫妻の教えであり、世界の宗教においても、根本的に同様な内容があります。

 本書のⅠでは、聖典、神話、聖人の言動に共通に現れている神の言を紹介し、続いて、聖書やコーランの失楽園の物語を解明した堕落論を紹介します。そして、それにより神話の真の意味が解明されることを示します。さらに統一思想から見た規範観を紹介します。

 Ⅱでは、愛と性に関する、文鮮明師のメッセージを紹介します(一部は韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉夫人による)。貴重なメッセージをぜひ精読していただきたいと願います。

 今、世界的に、神の言を否定する理論と、神の言を証(あかし)する真の愛の思想との戦いが展開しています。本書が、後者の勝利に大きく貢献することを願ってやみません。

2017121
日本統一思想研究院院長 小山田秀生

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 次回は、「人間に与えられた神の言」をお届けします。



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