アングル~情報戦に勝て。157
「神の下の一つの国家」

 5月1日、トランプ米大統領が宗教の自由を擁護し推進するための「宗教の自由委員会」を立ち上げる大統領令に署名したという。

 同委員会の設置は、アメリカ合衆国の建国の理念である「宗教の自由」の擁護を目的としている。

 一方で、「宗教」や「信仰」を自由に口にすることのできない空気に覆われた社会が存在することを考えると、実に隔世の感がある。

 しかし残念ながら、日本のマスメディアからこのような米国での動きが好意的に伝えられることはない。

 今回紹介するのは、世界日報(2025510日付)掲載の「トランプ米政権、伝統的価値を前面に 宗教の自由擁護で委員会新設」の見出し記事。

 政教分離というが、実際のところ、政治は宗教に影響を与え、宗教もまた、人間の生き方に関わるものである限り、政治にも経済にも社会の在り方にも無関係とはいえないのである。

 政治の目的も、宗教の目的も、社会の安寧にあり、より良い社会の実現を目指すためのものではないか。

 わが国においても、「神の下の一つの国家」というビジョンの下、社会生活を営むことができる日が訪れることを切に望むものである。

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(則)