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週刊ブレラ 7
人生、いつ何が起こるか分からない!

編集部

 「週刊ブレラ」、3週もお休みしてしまいました。
 申し訳ございません!

 実は、本コーナーの執筆担当者、つまりわたくしめなのですが、この間、突然の病で伏せておりました。

 天宙史的な入宮式大勝利から数日後の深夜、何の前触れもなく、突然の喀血(かっけつ)。鮮紅色の出血が止まりません!
 これはただ事ではないと、動揺する筆者。同居の家族は、冷静沈着に「119番」をコールします。

 救急搬送され、採血にレントゲンにCT検査、数日かけてあれやこれやのチェックを経て下された診断は「特発性喀血症」。

 特発性喀血症とは、原因不明で発症する喀血を指します。
 患者に明らかな基礎疾患がないにもかかわらず、繰り返し喀血が見られるというのが症状です。なるほど、そのさまは筆者のケースとぴったり一致します。

 自分の体の中で一体何が起きているのか…。

 結論。
 特発性喀血症は比較的まれな病気だが、原因が明確でないため、詳細な検査と継続的な観察が必要である…。

 要するに、原因がよく分からないので、見守るしかないということなのです。

 特にどこか痛むわけでもなく、胸が苦しいわけでも、ひどい頭痛がするわけでもありません。めまいも吐き気もありません。けれど喀血が止まりません。不安と恐れが心を支配する病気です。

 カテーテル手術で出血元となっている気管支動脈の損傷部分への止血処置がなされ、喀血はなくなりました(今のところは…)。
 術後は肺の辺りに残留している血が、プルーン(乾果)のような黒色の塊となって何度か口外に吐き出されました。

 手術の後、高熱がなかなか下がらず、少し長めの入院生活となってしまいましたが、無事生還し、「週刊ブレラ」執筆の再開に至っているという次第です。

 人生、いつ何が起こるか分からないものです。

 そして「原因不明」ほど恐ろしいものはありません。

 とはいえ、一度は覚悟を決める境地も通過しました。
 生かされた命、与えられた人生。限りある肉身生活の貴重な一日一日を大切にせねばと思った次第です。

 というわけで、ブレラ読者の皆さま!
 「週刊ブレラ」、血と汗と涙と共に、連載再びスタートです。


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