2025.05.10 17:00

【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』104号(2022年春季号)
「幼児教育」
〜子女の表現の背景にある感情を見つめていきましょう〜
光の子園 副園長・村上小夜子
自分の思いを言葉にして表現するのは難しいことです。一言がないために、誤解を生み、事故や事件に発展してしまいます。「表現」には「言葉、演劇、ダンス、歌、演奏、絵画、小説、詩、スポーツ」など、いろいろな方法があります。
幼児期は、思いどおりにならないとき、「泣く、叫ぶ、物を投げる、壊す、たたく、地団駄を踏む、固まる、隅っこに隠れる」など、行動で表すことが多くあります。しかし、その行動だけでは、真意をつかみにくいのです。
また、言葉よりも先に手が出てしまうことが多く、大人たちは「なんで!? 言葉にしたら、けんかは起こらないだろうに……」と思ってしまうこともあるでしょう。
行為だけで善悪を決めつけないこと
祝福子女は正義感が強くて、「悪いほう」に襲いかかります。縦割り保育(異なる年齢が交わる保育)のとき、ある3歳児が、いきなり5歳児にかみつきました。一見、3歳児が「悪い子」に見えますが、ちゃんと理由がありました。「まだ外に出ませんよ」という先生の話を聞かずに、5歳児が部屋を出ようとしていたのです。「先生の話を聞かないお兄ちゃんはいけない!」と判断した3歳児が、かみついたのです。
そのあと、3歳児には「今度は、お兄ちゃんをかむ前に、先生にお話ししてくれるとうれしいな」と伝えました。これを3年続けると、言葉にしてくれるようになります。
そして、5歳児には「どうしてかまれたの?」と尋ねました。すると、「ぼくが外に出ようとしたから」と答え、「(かんだ3歳児を)許してあげる」と言いました。よく分かっているので、それを引き出すだけで十分です。
ただ行為のみを見て「悪い子だ」と決めつけると、「お母さんや先生は、いつも自分のことを悪い子だと思っている。言っても聞いてくれないから、もう言わない」と考え、気持ちを表現しなくなってしまいます。
ある日、三世の年長さんがクラスを抜け出して、教務室にやってきました。そのあとを、先生が追いかけてきました。見つかると「あ~! 先生、待ってたよ~!」と言って飛びつきました。普通は「しまった! 見つかった!」と表現すると思いますが、違います。これで、先生は怒ったり叱ったりできなくなりました。要するに、神の子は人の心を溶かす愛の表現力を持っていて、私たちを愛してくれるのです。
たくさんの家族や氏族に囲まれて育った子供は、相手の心を揺さぶるような表現力を持っています。祖父母、いとこ、おじ・おばにもまれて、自分を自由に表現しているようです。その両親である二世夫婦に話を聞くと、「生活に追われていますが、わが子だけでなく、おい・めいも愛することができて、とても良いです」と話してくれました。

「しない」と言っても、翌日にはまたします
子供は、口より手のほうが早く、「貸して」「どいて」という一言が言えずに、けがもたくさんしました。そのときに大人は「なんで? それって、良いこと? 悪いこと?」と是か非かで割り切ろうとする傾向があります。詰問された子供は、大人が喜ぶ品行方正な答えを返そうとします。しかし、それは本音ではないこともあります。
光の子園では、園児が良くないことをしたあと、「うれしかった? 悲しかった? 良い気持ちだった? 嫌な気持ちだった?」と気持ちを聞きます。ほとんどの園児は「嫌な気持ちだった」と答えます。抱き締めてあげて「今度はどうする?」と尋ねると、「(悪いことは)もうしない」と答えます。それで、翌日になったらしないかと言うと、します。これを3年間ほど繰り返します。
祝福子女の悪いことや嫌なことは、見るのも聞くのも嫌かもしれません。しかし、逃げれば本当の解決になりません。これを直視して、味わうことが大切です。「ああ、天の父母様(神様)は不足な私を、何度も愛して許して信じて、待っていてくださったんだ」と子供を通して、天の父母様の心情に触れていく機会でもあります。
霊性・感性が高い祝福子女
年長組にもなると、み言の意味をよく理解します。祝福子女の価値について、礼拝で話をしました。「ダイヤモンドと炭は、見た目は全然違うけれど、同じ炭素(C)でできています。みんなはキラキラ光るダイヤモンドかな、真っ黒な炭かな?」と話しました。
自分かってなことをする祝福子女に「あなたは炭? それともダイヤモンド?」と聞くと、「ダイヤモンドだよ」と言って、行動を改める園児もいます。祝福子女は、霊性と感性が高いです。
そのような子女を育てていくには、親も霊性と感性を高めなければなりません。“本音”を言うのが難しい時代や環境かもしれませんが、祝福子女と同じように、親もそのような姿を見せる必要があります。
祝福子女は、天の父母様と真の父母様の子女です。6歳を迎える頃には落ち着きますので、安心し、信じて待ちましょう。
真のお母様と共に歩む黄金期に、自己を豊かに表現することが許されました。感謝の心で子育てに邁進していきましょう。
【ここがポイント】
幼児期は、言葉でうまく伝えられず、手が出てしまうことも多くあります。光の子園では、その行動の背景にある子供たちの気持ちを尋ねるようにしています。そのように繰り返し対していけば、6歳を迎える頃には落ち着きます。
子供の理解し難い行動があっても、その行動だけを見て善悪を判断するのではなく、行動を起こした理由を引き出すようにしましょう。
---
こちらの内容は『祝福家庭』104号「幼児教育」で詳しくお読みいただけます。
このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。
『祝福家庭』の購読はコチラから