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神様に愛された日 29

 『神様に愛された日』を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 「私が出会った神様の真の愛」をテーマに家庭連合の教会員による応募作品から選ばれた証し(テスティモニー)をまとめた作品集。心が温かくなる証しの数々をBlessed Lifeでもお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

(光言社・刊『神様に愛された日-48のテスティモニー』〈2010219日第2刷発行〉より)

第四章◆父母の愛

【幸せの記録28】
「お母さんも一緒に頑張る」

 高校1年の春、入学して間もないころ、友達のことで悩み、学校がつまらなく感じるようになりました。

 ある朝、母が私の顔を見て気づいて、「学校はどう?」と聞いてきました。私は思っていることを全部、話しました。いつもなら明るく励ましてくれる母でしたが、その時は、私と同じ気持ちになって「そっか」と深く考えているように見えました。

 その日、嫌々、学校へ行きながら、「学校が楽しいと笑顔で答えることもできないなんて、親不孝だなあ」と、悔しさでいっぱいになりました。

 その日、母からメールが来ました。

 「きょうは学校どうだった? 周りがどんな環境だったとしても、ひとみなら良い方向に変えていけるよ。今までそうしてきたじゃん! お母さんも一緒に頑張るから!」

 これを読んで、

 「そうだ、前向きに行かないと! どんな環境でも、神様が私に与えてくださった環境なんだから、感謝しないと。今、私の周りにいる友達は私にしか愛せない友達なんだ。悩んでいる場合じゃない。私がこの学校に通うようになったことも何か意味があるはず。学校や友達を神様に近づけるように投入しないと!」

 と思いました。

 友達同士の関係だけでは限界を感じるけれど、神様、親から来る真(まこと)の愛は、すごい力があると思います。その素晴らしい真の愛を、少しでも広めていきたいと思います。

(女性 高3

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 次回は、「重なった涙」をお届けします。


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