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青年の希望 21

 あの『文鮮明(ムン・ソンミョン)師御夫妻メッセージ集 青年の希望』が、30年の時を超えてBlessed Lifeに掲載されることになりました。
 「膨大な文師の講話集の中から、特に日本の青年に対して希望を与えようと、日本語で語られたもの」が選ばれ、まとめられたみ言集です。
 若い世代はもちろん、全世代にお読みいただきたい、読めば読むほど、元気が出てくるメッセージ集です。(一部、編集部が加筆・修正)


(光言社・刊『文鮮明師御夫妻メッセージ集 青年の希望』〈1995年11月10日初版発行〉より)

変わらぬ者になりなさい

 いったん、一つの成熟した自分になったならば、皆さんは簡単に変わる人間になりたいと思いますか。それとも永久に変わらない人間になりたいですか。根と幹と葉、これら三つのうちで根が一番変わりにくいのです。つまり、葉は幹よりも変わりやすく、幹は根よりも変わりやすく、根は一番変わりにくいのです。

 皆さんが木として育つ時に、まっすぐ上に伸びたいでしょうか、それとも曲がって育ちたいでしょうか。(まっすぐです)。高く伸びたいでしょうか。それとも低くでしょうか。(高くです)。

 つまり皆さんは、理想と野望と希望とを求めているのです。皆さんは大きくなりたいでしょうか。小さくでしょうか。(大きくです)。皆さんは、現実が個人的なものであってほしいでしょうか。それとも世界的なものであってほしいでしょうか。(世界的です)。

 皆さんも木と異なるものではありません。木も同じなのです。これらの輝かしく成長した木は、すべての植物、動物、被造物の中心となるでしょう。時が来れば、花が咲き、実が実るのです。

 皆さんは、配偶者のために結婚しますか、それとも子供のためにしますか。(子供です)。しかし、現在ではだれもが自分のために結婚します。

 自分の子供にすべてを与える唯一の理由は、そのようにしてこそ皆さんの実が成熟するためです。理想の現実化が成し遂げられるのは、これらの喜びが現実のものとなり、これらすべての原理が一致した時です。

 私たちは、私たちが生きているのは将来のためであり、将来において現在よりも良い人生を送るためであるということにまだ気づいていないのです。私たちは、このことが分かりませんでした。歴史を通じて私たちは、結婚したいという思いをもってきましたが、なぜそうなのかは知りませんでした。

 私たちは、結婚して子供をもちたいと思ったのですが、なぜ子供が欲しかったのか知りませんでした。今私たちは、知りました。それは、いつでも神のため、神に似るためでした。神は、木の例えのように、人類が生きることのできる、完全な世界を見たいと思っておられるのです。

(続く)

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 次回は、「中心との一体化をお届けします。