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愛と人生の道しるべ 19
家族と妻への愛が性欲をコントロール

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第1弾、『若者に贈る~愛と人生の道しるべ』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

酒井 正樹・著

(光言社・刊『若者に贈る~愛と人生の道しるべ』より)

第5章 性への貧しい認識が青春を暗黒へ

家族と妻への愛が性欲をコントロール

 性欲や性の喜びは、それ自体が目的ではなく、自然のサイクルの中で、愛情を深め合い、生命を伝達するために男女(夫婦)に与えられたものではないでしょうか。

 若い男女は妊娠のメカニズムをしっかりと学び、生命現象の中にある男女の役割とその尊厳性を認識しなければなりません。

3.最愛の女性にはどのように接するかを考えよう

 その人があなたの最愛の女性だとしたら、自分がどのような愛の表現をするだろうかを考えてみるのです。1、2の考え方を教訓的、反省的なものとすれば、この考え方は創造的なものと言えるでしょう。

 男性と女性とでは性についての見つめ方が根本的に違います。また肉体の感性も違います。男性のほうが性的に熱しやすく冷めやすいと言えるでしょう。

 ですから、男性は自分のペースではなく、女性のペースに合わせて愛の行為に入っていかなければなりません。男性の性急な行動は、女性を不安がらせ、傷付けてしまうことになります。その結果、性生活に喜びどころか嫌悪感しか感じられなくなってしまうことにもなりかねません。

 性生活を喜びに満ちたものにするためには、男性が自分の性欲を相手への愛によってコントロールできるようにならなければならないのです。

4.両親や愛する妻子の顔を思い浮かべよう

 仕事で疲れて帰った時、帰りを待ちわびて飛びついてくる子供たち。無条件に信じてくれ、無邪気に甘えてくる姿に、親としての喜びが込み上げてきます。子供によって心に潤いが与えられ、「この子たちのためにも頑張らなければ」と、生きる力が与えられます。

 自分が人間としての道を誤れば、妻だけではなく子供たちの人生をも破壊してしまうことになります。不倫の代価は自分一代にとどまらないのです。

 家庭を大切にできない人は、事業にも成功しませんし、人間関係も失敗してしまいます。

 性の誘惑があった時には、家族の団欒(だんらん)の様子を思い浮かべ、両親や妻子への愛を思い起こしてみてください。その愛に勝るものは何もないはずです。(続く)

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 次回は、「衝突と和解を繰り返しながら夫婦らしく」をお届けします。


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