シリーズ・「宗教」を読み解く 33
超宗教平和開発協会が各圏域で創設

ナビゲーター:石丸 志信

 今年、2月19日にIAPD(超宗教平和開発協会)韓国が創設されてから、各圏域でもその地のIAPD創設が進んでいる。

 4月29日には、オーストリアの首都ウィーンにおいて、欧州・中東地域のIAPDが創設された。これは、UPF(天宙平和連合)が主催する国際指導者会議(ILC)の中で行われたものだ。

▲IPAD欧州・中東の創設大会での宗教指導者らによるろうそくと水のセレモニーの様子

 4月28日、29日の両日、「共生と共栄に向けて:宗教指導者と国会議員の役割」をテーマに行われた国際指導者会議(UPF主催)には、欧州、中道、北アフリカを中心とする45カ国から国会議員、宗教指導者、学者、女性・青年の指導者ら約120人が参加。日本からも、梶栗正義UPF日本会長はじめ10人の代表が参加した。

 IAPD創設のセレモニーは29日午前に開催された。四人の代表者の祝辞のあと、宗教者代表の祈祷がささげられた。それに続いて「平和のセレモニー」が行われた。12人の若者がロウソクと水(世界宗教文化の象徴)をもって登壇。12人の世界の宗教指導者に手渡した。12人の宗教指導者は、天を象徴するろうそくに点火し、地を象徴する水を一つの器に注ぎ、天地一体となって出発するIAPDであることを示した。
 最後に、エルマール・クーン博士が創設宣言文を読み上げ、参加者全員が同宣言文にサインした。