https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=22576

脱会説得の宗教的背景 32
世界平和構築の鍵を握る統一原理

教理研究院院長
太田 朝久

 YouTubeチャンネル「我々の視点」で公開中のシリーズ、「脱会説得の宗教的背景/世界平和を構築する『統一原理』~比較宗教の観点から~」のテキスト版を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
 講師は、世界平和統一家庭連合教理研究院院長の太田朝久(ともひさ)氏です。動画版も併せてご活用ください。

 「唯物論」と「唯心論」の和合統一というテーマでお届けしています。
 今回は、さらに神の“超越”と“内在”のテーマも織り交ぜながらお話しします。

“人類滅亡”回避の鍵を握る「統一原理」
 現在の国際情勢を見ると、人類を滅亡させかねない深刻な問題となっているのが、共産圏と自由圏の戦いです。

 この戦いを引き起こす要因に“唯物論”と“唯心論”の論争があります。この唯物論か唯心論かという論争から、共産圏と自由圏の戦いが生じています。

 前にもお話ししましたが、「統一原理」は、精神の原因も、物質の原因も、共に唯一なる神の中にあるという考え方を持っており、共産圏と自由圏の戦いを生じさせる唯物論と唯心論を一つに和合させ、統一する観点を持っています。
 これを「唯一論」と呼びます。

 『原理講論』に、「神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体である」(47ページ)とありますが、これは、神が「本性相」という“精神の原因”と、「本形状」という“物質の原因”を共に持っているという意味です。

 神はご自身の「本形状」(前エネルギー)を用いて天地創造をしていかれました。
 「統一原理」は唯物論と唯心論の論争に終止符を打ち、世界平和を構築する“鍵”を握っています。

(続く)

※動画版「脱会説得の宗教的背景 第8回『唯物論』と『唯心論』の和合統一〈その3〉」はこちらから