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真の父母様の孝情を学ぶ 25
聖婚、地上で小羊の婚宴が開かれる①

 『ムーンワールド』で連載中のコーナー、「真の父母様の孝情を学ぶ」を隔週日曜日(予定)でお届けします。
 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(真のお母様)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』からの抜粋をイラストとともにつづるコーナーです。

 今回は、「聖婚、地上で小羊の婚宴が開かれる」(117118ページ)からの抜粋です。

 春たけなわの1960327日、陰暦では31日の午前4時、文(ムン)総裁と私の歴史的な佳約式(約婚式)が行われました。招待されたのは男女40数人ずつでしたが、天の新婦を一目見ようと信徒が押しかけ、ただでさえ手狭な青坡洞(チョンパドン)教会が人であふれ返りました。佳約式は1部と2部に分けて挙行され、文総裁の祝祷によって、神聖な雰囲気の中、幕を閉じました。

 私と文総裁の佳約式には、深い意味があります。聖書で言う人間の6000年の歴史は、真の父母を迎えるための悲痛なる路程でした。真の父母と出会えなかったことが、それまで全人類にとっての悲しみでしたが、この佳約式によって、その悲しみが終わったのです。まさに、祝福の日でした。

 聖婚式は、411日、陰暦316日の午前10時から行われました。全国の教会から選ばれた約700人の信徒が青坡洞教会に集まる中、意義深い聖婚式が盛大に挙行されたのです。佳約式の時よりもさらに大勢の信徒が集まったため、教会は足の踏み場もないほどでした。周りの路地も、教会内に入れない人々で埋め尽くされました。

 式場は、教会の礼拝堂をきれいに飾りつけて準備されました。壁と床を白い布で覆い、玄関から入って左手に壇を作りました。白いチマチョゴリを着て長いベールをかぶった私は、新郎である文総裁と腕を組み、聖歌「宴のとき」に合わせて2階から降りていきました。こうして、歴史に永遠に残る聖婚式が、祝賀客の熱い歓迎の中、挙行されたのです。

 聖婚式は、その意義と価値から見て、万民が称(たた)え、栄光と賛美を捧げるべき大きな慶事でしたが、その背後には、むしろ胸痛い出来事のほうが多くありました。キリスト教会からの告発によって、文総裁は聖婚式の前日も、夜の11時まで内務部で屈辱的な取り調べを受けられました。しかし、文総裁と私はそれまでの痛みをきれいさっぱりと忘れ、平安な心で「小羊の婚宴」に臨んだのです。

 最初の式は西洋式で行い、続いて韓国の伝統的な婚礼服姿で式を行いました。聖婚式は、私が宇宙の母、平和の母として人類の前に新たに登極する日でした。神様の願ってこられた、独り子と独り娘が聖婚する「小羊の婚宴」は、アダムとエバが成し遂げられなかった宇宙的な真の夫婦、真の父母の理想を実現する場でした。

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 次回は、「聖婚、地上で小羊の婚宴が開かれる➁」をお届けします。


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