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真の父母様の孝情を学ぶ 24
ただ私だけが天の花嫁であることを⑤

 『ムーンワールド』で連載中のコーナー、「真の父母様の孝情を学ぶ」を隔週日曜日(予定)でお届けします。
 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(真のお母様)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』からの抜粋をイラストとともにつづるコーナーです。

 今回は、「ただ私だけが天の花嫁であることを」(114〜115ページ)からの抜粋です。

 私は文(ムン)総裁を独り子として迎え、神様のみ旨を成し遂げてさしあげると決心しました。それは神様が私に下さった、天の新婦、宇宙の母としての使命でした。これから歩むことになる路程が、想像を絶する険しい茨の道であることも知っていました。しかし、その時、私は神様のために、世界の人類を救う使命を必ず果たすと決意したのです。

 「行く道がどれほど困難でも、私の代で復帰摂理を終わらせます」

 さらに、次のように決意しました。

 「神様が実現しようとされているみ旨を、必ずや成してさしあげます」

 その日以降、私は生涯のすべてを、その決意のもとに捧げて生きてきました。

 しかし世の中というのは、すんなりとは事を運ばせてくれません。ほかでもない、「17歳の韓鶴子(ハン・ハクチャ)」が新婦として選ばれたという知らせが教会に伝わると、多くの人々が仰天しました。いぶかしく思う人、困惑する人も大勢いました。喜んでくれる人もいましたが、あからさまに嫉妬する人もいました。私は、その4年前に文総裁が言われていた「犠牲」という言葉を思い出し、自分に与えられた道を行く、と覚悟を決めました。

 祖母の先祖である趙漢俊(チョ・ハンヂュン)は、国のために奉公し、「天の王女を送る」という啓示を受けました。

 天は彼の精誠に応え、そこから忠情の家門が続くようにしてくださいました。そして信仰の深い祖母から母が生まれ、その母を通して、私が生まれました。世を救う独り娘を送るための天のみ旨が、先祖の趙漢俊から始まり、私で実を結んだのです。

 その使命を果たすには、神様の独り娘として、世の中を救うという固い意志と強靱(きょうじん)な信念がなければなりません。そして、国を超えて民族と人種を和合させることができなければなりません。あたかも、大小様々な川をことごとく包み込む海のような、慈愛がなければならないのです。また、神様に侍(はべ)り、父母の心情を感得して、行き場を失った人類を懐に抱かなければなりません。

 私はそれらすべてを胸深く刻んで歩みながら、天が願われた使命を一時も忘れませんでした。そのような道を行ってこそ、真の天の新婦、真の母になることができるのです。それが、天の摂理を導く宇宙の母、平和の母になる道なのです。

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 次回は、「聖婚、地上で小羊の婚宴が開かれる①」をお届けします。


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