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私の心の中にいる神様 192
ひきこもりの息子が前向きに

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

ひきこもりの息子が前向きに

(女性 60代)

 現在、夫と40歳を超えた息子との3人暮らしです。
 息子は学生時代に不登校になり、大人になってからも、少し働いては引きこもるということを繰り返してきました。

 そして、この5年ほどは自室に引きこもったままです。
 こういう状態なので、夫と長男の関係も悪く、私はこの二人に気を使いながら生活していました。

 そういう中で自己牧会プログラムに出合い、長男に対して「光を投げ放つ」ワークを始めました。
 「光を投げ放つ」ワークとは、相手のことを思い浮かべ、その幸せを願いながら、相手に光を送る、あるいは相手を光で満たしていくようなイメージです。
 それを1年半くらい続けていたところ、その日は突然やってきました。

 今年の春のことです。
 いつものように息子の部屋に向かって光を送りながら、「出ておいで〜、あなたはいい子だよ〜」と声をかけていました。
 すると、目の前に真のお母様が現れて、私と一緒に息子に「出ておいで〜」と声をかけてくださったのです。お母様は春らしい若草色の洋服を着ておられました。

 その数日後。
 息子が突然、部屋から出てきて、私に話しかけてきたのです。
 「僕も結婚したかったんだ。子供も欲しかった」と、初めて自分の思いを伝えてきました。

 それまで、息子と接するときは、何を言われるか分からないという緊張と恐怖から、いつも硬直して思考停止になっていました。
 しかしその時は、不思議なほどに緊張せず、自然に話すことができたのです。光を送り続けていたおかげだと思います。

 以来、息子は身なりを気遣うなど、社会に出ていこうと少しずつ前向きになってきています。
 今では「お母さん、◯◯買ってきて」と電話してくるようになり、本来の母と息子の関係に戻りつつあります。

 数年前までは考えられなかった日々を今送っていることに感謝です。
 ワークを実践し続けてきて良かったと、心から思っています。

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 次回は、「人は皆、不器用なだけ」をお届けします。


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