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私の心の中にいる神様 187
本当は真面目な後輩なんだよ

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

本当は真面目な後輩なんだよ

(男性 30代)

 空港で荷物を運び込む仕事をしています。
 直属の上司と他の部署の係長との折り合いが悪いことがストレスです。

 私は双方からモノを言われる立場なのですが、直属の上司は「おまえのやり方でやれ」と言い、係長は「それは違う」と言ってくるのです。

 何か事が起きるたびに、「真の愛を中心に正しく見させてください」「どのように受け止めたらいいですか?」と良心に尋ねてから一歩を踏み出すようにしています。
 すると、何かを否定する結果にはならず、心が通じ言葉が導かれて、不思議と道が開けていくという体験をするのです。

 現実的には二人の関係が良くなるに越したことはないのですが、そのように心の目で見ていくと、「それぞれ一生懸命なんだな」というメッセージが返ってくるので、このままでもいいんだという思いになります。

 職場には、仕事の覚えが遅い後輩がいます。私が指導役なのですが、上司との関係でストレスが多い中、彼の動きが遅いと、どうしてもきつく叱ってしまいます。
 私がそうすると、他の同僚も同じことを始めてしまい、次第に彼に仕事を与えないということが続いて、彼も心を閉ざすようになりました。

 私はこの状態に違和感を覚え、「本当にこれでいいのだろうか…」と良心に尋ねてみました。すると、自分の中には後輩を受け入れようという思いがあるのが分かりました。そして、「本当は真面目な後輩なんだよ」という良心の声を感じたのです。
 そのことを後輩に伝えたいと思い、「力仕事をよくやってくれるね」と褒めたところ、後輩はとても喜んでくれました。

 「仕事ができない後輩」がいたのではなく、自分が適切に仕事を与えていなかったんだと気付きました。
 後輩も次第に心を開いてくれるようになり、良い関係ができつつあります。

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 次回は、「地域の光となって」をお届けします。


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