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【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』100号(2021年春季号)
「幼児教育」
〜「面倒くさい」育児こそが親としての成長のカギ〜

光の子園 副園長・村上小夜子

 教育においては、生活の全てが「教材」になります。「どうしよう」というときこそ〝最悪上等!〟です。「私にはできない!」「無理!」と言うのは3秒くらいです。問題を直視し、「いつ、どこで、誰が、何をした」という科学的データを出します。そして、結果は天に委ね、人間の責任分担に入ります。
 光の子園では、毎日のように問題が浮上しますが、それは普通のことなのです。
 そして、「どうしたら相手が喜んでくれるか」を考え、「心の引き出し(アイデア)」を12個出すため、祈り身もだえし、兄弟姉妹同士、意見を言い合うと、次々とアイデアが出てきます。
 現場の保育士や園児の声は、神の声です。それを拾い、基台を組むと「生きた神様」が訪ねてこられます。そのために、小さなことも地に落とさず、きめ細やかな対応を心掛けています。
 今回は、きめ細やかな対応、共有、寄り添うことの大切さを紹介します。

一人一人に合わせた対応
 ある家庭では、年少組(4歳)のAくんが「ぼくの大事なブロックをなめたー!」と赤ちゃんを責めました。「赤ちゃんなんだから」「拭けば大丈夫」などと言っても、聞きませんでした。
 ふと、Aくんが、大好きなテレビアニメに出てくる「習性」という言葉にハマっていることを思い出しました。それで、「赤ちゃんはね、物をなめる〝習性〟があるのよ」と説明しました。その言葉を聞いたAくんは「えっ!? 習性なの?」と納得して、穏やかになりました。
 子供たちは「なるほど!」と腑に落ちると、言うことを聞くのです。その子の興味・関心を把握して、分かりやすく伝えれば理解してくれるのです。

 年長組(6歳)のBちゃんがある日、突然「天国にはどうやって行くの?」と聞いてきました。「天の父母様の喜ぶことをしたら行けるんだよ」と答えると、「地獄に行くのが怖い」と言い始めました。
 「どうして?」と聞くと、「ママに話していないことがあるんだ。Cちゃんがね、〝家にダイヤモンドがたくさんあるんだ〟と言ってきたから、負けたくなくて〝私だって!〟と嘘をついちゃったの」と言いました。
 お母さんが「まぁ、よく言ってくれたね。正直に話したら地獄に行かないんだよ」と抱き締めてあげると、「ママに話せてすっきりした~」と喜んで、「世界中の人たちが笑顔になったらいいなぁと思ってる!」と言ったそうです。
 Bちゃんは「真の子女の日」の礼拝で「サタンは嘘をついてやってくる」という座間保裕園長先生の話を聞き、お母さんに正直に話したようです。

 近年、こだわりのある子供たちが増え、それは偏食という形でも出ています。クリスマス会のケーキは普通、スポンジケーキに生クリームとイチゴでトッピングをします。しかし、それを食べることができるのは全体の約8割です。
 それ以外に、スポンジだけ、スポンジとイチゴだけ、スポンジとクリームだけ、そしてアレルギーがある場合は米粉で、とさらに4種類のケーキを作りました。保育士たちが全てリサーチして準備しました。結果、全員が喜んで食べることができました。

▲一人一人に合わせたケーキ

 幼児はこの世に生まれてまだ6年弱で、五感で感じるものは初めてのものばかりです。時間をかけて慣れてもらい、目的を達成させてあげることが大切です。

子供から学ぶ言葉の使い方
 事が起きたら「3秒、3分、3時間、3日、21日、40日、3か月、120日、3年」で収めていきます。「石の上にも3年」と言いますが、「待つこと」「信じること」が大事です。
 具体的には、名節や誕生日をめどに目標を立て、夫婦や関係者で基台を組んで、祈り相談することによって、天の父母様が導いてくださいます。子供たちは何度言っても繰り返しますが、6歳頃になると「ぼくのせいだね」と言うようになります。

 年少組(4歳)のDくんには、2歳下の妹がいます。ある日、妹が「ブランコに乗りたい!」と言いますが、ズボンを履こうとしません。お母さんが「ズボン履かないとブランコに乗れないよ!」と怒りました。すると、Dくんが「お母さんの言い方は間違ってるよ。〝ブランコに乗りたかったら、早くズボン履こうね〟って言うんだよ」とお母さんを諭しました。納得です!

 光の子園では、「義人・聖人のようになりましょう!」とだけは言いません。難しい場合は、「お父さん、お母さんにお祈りしてもらう。自分もお祈りする!」と話しています。そうすると、もし間違ったり失敗したりしても、正直に報告し、相談できるようになります。そして、年長さんになると自分でお祈りをするようになります。

 育児は「面倒くさい」ことだらけですが、それは愛の訓練であり、〝親になるための教材〟だと思います。チャレンジしていきましょう!

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 こちらの内容は『祝福家庭』100号「幼児教育」で詳しくお読みいただけます。

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