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心情開拓
心霊を育てる生活原則(115)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』より)

7 自分を兄弟の中で育てる

▲李耀翰先生

自分を兄弟の中で育てる

 それから、心霊を復活させておけば、復活した兄弟を知ることができます。復活できないというよりも、ちょっと角のある人間、引っ掛かる人間は、よく不平不満は言うし、方向性が決まっていても、あの兄弟、この兄弟と、あっちこっちよく引っ掛かるのです。こういう角のある人は、その角を自分でよく磨くというか、葛藤(かっとう)によって削っていくのです。

 心霊管理において、復活された自分の心霊をどういうふうに兄弟の中で育てていくかが、私たちの悩みです。

 初めは、夢で教えてくれるのです。その次には、幻で教えてくれます。その次には、肉体の痛みを通じて教えてくれるのです。何か知らない戒めが体に来る。もっともっと敏感になると、直感するのです。成長したら、直感は明らかに出てくるのです。長成期に来たなら、直感があるのです。信仰路程において、成功する人は、本当に少ないのです。

 信仰路程において、何も知らずについてくるような人のほうが数が多くて、信仰のランプに灯をつけた者が少ないのです。本当に少ない。なぜかというと、直感はしても、それが環境によって儀式化してしまうのです。

 油は平和です。人の事情を自分の事情のごとく思ってあげるのが、油の性質です。そこに火がつくのです。ではどういう時に神からの影響を受けるかというと、教会の中で、教会を心配すれば、神が教会のことに対して教えてくださるのです。国家を心配すれば、国家に対しても預言してくださるのです。こうなっているのです。だから自分のことを心配すれば、私的な心配をもてば、人間が暗くなるのです。

 信仰生活の中で、自分のことに本当に解放されなくてはなりません。血統的問題が自分を邪魔するのです。それから私たちの祖先が、私たちを邪魔する、こうなっているのです。また角があるというのも、血統的です。自分はそうしまいと思っても、もう知的には知っているのですが、知っていながらも、実際生活においては、行動がそれに現れないのです。それは血統的罪が親から、先祖から、遺伝というか、生命がここに残っているからです。

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 次回は、「不平・不満はいけない」をお届けします。


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