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心情開拓
心霊を育てる生活原則(109)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』より)

6 心霊の安定した者になるために
(1974年10月4日 前橋修練所)

▲李耀翰先生

み言による復活

 神様が生きているとは、どういうことかというと、自分を主管してくれる、また、相談できるということです。どんなことでも神の立場の事情を知りながら暮らすのが、生きた神と共に暮らす人です。習慣的に信仰する人は、死んだ神と生活しているのです。生きた神とは関係のない生活をしながら、行き詰まると、最後には「神様っているのかな」と思う。神様が存在していると思って何十年も信仰していたのに、「なぜ私はこうして行き詰まるのだろう」と言うのです。

 神様がいるに違いないと思って、エジプトから出発したのに、神様って本当にいるのかな、雲の柱や火の柱で導いた神様は、もう私たちを捨てたのではないかと、途中でみな疑って、モーセに対して不平不満を言ったのです。こうなったイスラエル民族の不満を見たときに、それは過去の歴史ではなく、私たちも、心霊管理を間違った場合には、神と関係のない人間になってしまうのです。そんな自分になってしまうのです。方向転回してしまって、自分の中心が崩れていく場合があるのです。

 み言(ことば)によって復活した自分の中心が、自分を主管してくれるのか、この心霊問題を深刻に反省してみなければならないのです。

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 次回は、「兄弟に信用されよう」をお届けします。


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