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真のお母様の人生 9

お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生

(『TODAY'S WORLD JAPAN』2014年1月号「証し お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生〈後編〉」より)

 『TODAY'S WORLD JAPAN(トゥデイズ・ワールド ジャパン)』に掲載された、鄭元周(チョン・ウォンヂュ)総裁秘書室長の証しを毎週月曜日配信(予定)でお届けします。

 真のお父様と最終一体をなし、天宙の母として立たれた真のお母様とはいかなるおかたであるのか。真のお父様が霊界から「あなたは神様が摂理のために私に下さった最愛の妻であったばかりでなく、最も誠実で身近な弟子だった」と語られた、そんなお母様のお姿の一端に触れることのできる証しです。
 この証しは2003年、真のお母様の還暦を祝って韓国で刊行された「韓鶴子(ハン・ハㇰチャ)総裁還暦記念文集」の第2巻に掲載されたものを翻訳し、整理したものです。(編集部)

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欧米巡回
海抜4000メートルの高地での講演では酸素吸入器が準備された

 この日本巡回の後、お母様は休む間もなく、アメリカ8か都市(10月)、ヨーロッパ8か都市(11月)、世界5か国(1112月)の巡回講演をなさいました。

 さらに、1993年の春にお父様がアメリカで12か都市巡回講演をなさった土台の上で、お母様のアメリカ44か都市巡回講演が行われ、同年97日の国連での講演も大成功を収めました。

 講演文は通常、お父様が草案を定めてくださり、お母様が仕上げをなさいました。英語の原稿の場合には、子女様が翻訳を手伝われます。その原稿を、お母様は自信がつくまで読んで、読んで、読み込みながら、準備なさるのです。

 南米ボリビアの最大の都市ラパスでは、海抜4000メートルの高山地帯のため、酸素吸入器を舞台横に準備しておいたこともありました。講演後、非常にお疲れの中でも、遠くから来た食口(シック/家庭連合の教会員)たちを思われ、祝勝会の場でみ言を語り続けられました。

 ヨーロッパ巡回のとき、風邪で喉(のど)を痛め、講演の途中で咳(せき)をなさったことがあります。すると来賓の元国家元首が進み出て、お母様にのど飴を差し上げたのです。お母様は「Thank you」と言われ、ほほえみながら優雅にその飴を口にして講演をお続けになりました。

 東洋人のお母様が英語で講演されるお姿を拝見すれば、誰もが協助してさしあげたくなります。お母様に接して敵対心を抱く人はまずいません。お母様にお目にかかれば、誰であってもその愛によって心が溶かされてしまうのでした。

(続く)

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 次回は、「学生の妨害で騒然となる中最後まで講演しようとされた」をお届けします。

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