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43とも倶楽部誕生物語 33
信頼関係と自己肯定感を高める秘訣(ひけつ)

櫻井 晴信

 今話題のユニークな読書会、「43とも倶楽部」。本シリーズでは、「43とも倶楽部」がどのようにしてつくられてきたのか、その誕生の物語をお届けします。

 今回は、ゴールドマスター講座の「第1講座」の概要をお伝えします。

 43とものメインは、感想文を発表し、それを聞いて良いところを褒めるという「意見交換」の時間です。いわゆるコミュニケーションの時間です。

 この時間の価値を高めるためには、お互いの信頼関係を良くする必要があります。信頼関係のことをフランス語で「ラポール」と言います。

 端的に言うと「安心・安全の提供」です。意見交換の時に自分の感想文に共感してくれて賛美してもらうと、この人は私の味方であり、心を委ねても良い人だと感じるようになります。

 人は誰でも成長したい、成功したい、幸せになりたいと思っています。
 ある人は不幸の原因は自分の短所にあると思って、そこを是正しようとします。また、他人を幸せにしてあげようと思って短所を指摘し、是正しようとします。すると自己肯定感が低くなるばかりでなく、相手との関係も悪くなります。

 一方、自分の長所を見つけてそこを伸ばそうとする人がいます。また、他人の長所を見つけて褒め、そこを伸ばしてあげようと努力します。すると自己肯定感が高まるだけでなく、相手との関係も良くなってきます。

 現実は事実によって決まると思いがちですが、実は、事実をどう捉えるかによって大きく変わってきます。
 事実を肯定的な視点で捉えるか、否定的な視点で捉えるかによって、現実は180度変わるのです。

 人には必ず長所と短所があります。多くの人はこれを善・悪の関係で見ています。しかし光が当たれば影ができるように、陽・陰の関係で見ると全く視点が変わります。

 最後に、褒める効果についてお伝えします。
 人を褒めると相手が笑顔になり、心が明るくなり、関係性が良くなり、素直になり、心が前向きになり、自信を持つようになります

(続く)