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真のお母様の人生 7

お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生

(『TODAY'S WORLD JAPAN』2014年1月号「証し お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生〈後編〉」より)

 『TODAY'S WORLD JAPAN(トゥデイズ・ワールド ジャパン)』に掲載された、鄭元周(チョン・ウォンヂュ)総裁秘書室長の証しを毎週月曜日配信(予定)でお届けします。

 真のお父様と最終一体をなし、天宙の母として立たれた真のお母様とはいかなるおかたであるのか。真のお父様が霊界から「あなたは神様が摂理のために私に下さった最愛の妻であったばかりでなく、最も誠実で身近な弟子だった」と語られた、そんなお母様のお姿の一端に触れることのできる証しです。
 この証しは2003年、真のお母様の還暦を祝って韓国で刊行された「韓鶴子(ハン・ハㇰチャ)総裁還暦記念文集」の第2巻に掲載されたものを翻訳し、整理したものです。(編集部)

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【パンタナール】
パラグアイ川踏査の船上で訓読会の伝統が出発

 1997921日、パンタナール(ブラジル、ボリビア、パラグアイにまたがる熱帯性の湿地帯)開拓のため、ブラジルのカセレスのホテルに到着しました。ホテルとは名ばかりの、粗末な宿でした。

 その日は、翌日から始まる歴史的なパラグアイ川踏査のための準備をする日でした。準備の実質的な責任者はお母様です。お父様がお使いになる物、召し上がる物、常備薬など、全て準備なさるのです。お母様はいつでもどんなときでも合理的に仕事をなさり、整理整頓も完璧です。ですから、私だったらたとえメモをしておいてもまともにできないような煩雑な仕事を、お母様はほとんど自動的にこなしていかれるのです。

 船の中はあまりにも狭く、その狭い空間の中で全てのことをしなければなりません。お母様は、お父様がお部屋のどこに座って勉強をされ、トイレはどのように使われ、ということを一つ一つ考えながら、お父様が少しでも楽に生活できるよう準備なさいました。

 翌22日からいよいよ、パラグアイ川の最上流にあるカセレスを起点に、パラグアイ川の踏査が始まりました。早朝、船が出発すると同時に、甲板や船室で訓読会が行われました。蚊とウシバエに体のあちこちを刺されながら、その日から1日に12時間ずつの訓読会が始まったのです。

▲パラグアイ川を船で踏査される真の父母様(19979月=U-ONE TVから)

▲船上で行われた訓読会(同上)

 踏査では、50キロメートル地点ごとに杭を打つ作業が行われました。真の父母様は船から下りて、虫に刺されながら密林に分け入り、ご自身で杭を打たれました。そして「ここは私の土地である」と宣言なさり、写真を撮って万歳を叫ばれるのです。

 この期間、羽アリのような虫が父母様を苦しめました。船内の床はその虫から落ちた羽が積もり、ドアの開閉もできないほどになりました。

 体を洗うのも狭い船内でしなければなりませんでした。浄水した川の水を使うのですが、船の設備からいって完璧な浄水は不可能でした。ましてや、お湯などは想像だにできませんでした。

 ある日、お母様が冷たい水で体を洗った後、このように語られました。

 「食口(シック/家庭連合の教会員)たちは、私が13人の子供を生んだと思っているけれど、実際は14人生んだのよ。統一教会の人たちのために、私は死ぬ覚悟をして多くの子供を生んだの。五男と六男の間が5年離れているけれど、その期間、34回、自然流産をしたの。それは1971年から1975年までの、お父様がアメリカに来られて最も困難な時期だった。当時、12歳だった孝進(ヒョウジン)がお父様を狙う人々に気づいて、『母さん、僕があいつらを懲らしめてやろうか』と言うほど、お父様の身辺は危うい状態にあったの。そのような中、緊張しながらお父様に侍っていたので、流産せざるをえなかったのよ」

 そして、「そのなごりで、今も冷たい水でシャワーを浴びると悪寒がして、5分くらい動くことができないのよ」とおっしゃったのです。

 そのようにして踏査期間を過ごされたお母様でした。毎日薬を飲みながらも、そんなそぶりもされず、常にお父様を喜ばせ、安らかにしてさしあげようとなさるお母様の精誠は最後まで変わらなかったのです。

(続く)

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 次回は、「アラスカのお父様が電話でお母様の講演をお聞きになる」をお届けします。

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