43とも倶楽部誕生物語 17
拍手をしながら「素晴らしい」と称賛する

櫻井 晴信

 今話題のユニークな読書会、「43とも倶楽部」。本シリーズでは、「43とも倶楽部」がどのようにしてつくられてきたのか、その誕生の物語をお届けします。

 43ともの意見交換の時間に守っていただきたい三つ目のルールについてお話しします。

 第3のルールは、誰かが感想文を発表し、残りの3人がその感想文を褒めた時、全員で拍手をしながら「素晴らしい」と称賛することです。これもルールですから必ずやっていただきます。

 43とも倶楽部を始めた時は、拍手だけで、「素晴らしい」とは言っていませんでした。
 「拍手」は、人をたたえる際の最良の行為です。欧米では特に感動した時、立ち上がって拍手する「スタンディングオベーション」を行います。

 「拍手」を受けるとそれだけでもうれしいのですが、さらに「素晴らしい」の言葉が加わると、まるで「愛のシャワー」を浴びているような感覚になります

 4人で行う場合、感想文を発表すると、合計4回「素晴らしい」の言葉が飛び交い、拍手が鳴り響きます。
 体験してみると分かりますが、本当に心が温かくなり、柔らかくなり、軽くなってきます。

 また、この「素晴らしいコール」には、もう一つのメリットがあります。
 「褒める力」は能力といってもよいものです。普段褒めてない人は、すぐに褒めるのは難しいものですが、能力はトレーニングを積んでいけば、必ず身に付いてきます。

 最初は上手に褒められなくても、「素晴らしいコール」をすると、それだけでも喜んでもらえます。
 ですから、初めてでよく褒めることができなくても、相手の承認欲求が満たされて、心が解放されます。

 最初は、「どこがどのように素晴らしかったの」と、突っ込まれることがあるかもしれませんが、「褒める力」が付いてくると、自然に「褒めポイント」を見つけられるようになり、相手が感動する「褒め言葉」が出るようになってきますので、ご心配なく。(続く)