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【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』97号(2020年夏季号)
「幼児教育」
〜「お母さん」と慕われた先生から学ぶ「食」と「音楽」①〜

光の子園 副園長・村上小夜子

 2回に分けて紹介します。

 2020年3月、光の子園では6人の先生が退職しました。その中で、音楽教師の渡辺真知子先生は36年間、厨房の三村文子先生は25年間勤務しました。
 光の子園のメソッドの中にある保育士への指導で「母になれ」というものがありますが、正に「お母さん」として慕われた2人の先生が立ててきた厨房(食育)と音楽教育の伝統についてお話しします。

心情教育を土台とした食育
 三村文子先生の厨房での歩みは、まさしく「食育」でした。
 光の子園では、食事面を考えるときも、心と体を育てる心情教育を土台としてきました。林敏子・前副園長(777双、2012年聖和)は生前、「祝福子女の口に入れる物は、祈られた物、より添加物の少ない物、心と体を元気にする物」を基準に吟味されていました。それを三村先生が相続したのです。
 二世の保育士は厨房で三村先生を手伝いながら、添加物の少ない食材選び、包丁の持ち方、野菜の切り方、味付けなど、「花嫁修業」とも言えるような訓練を受けました。
 その二世たちが「私が祝福を受けて子供が生まれたら、三村先生のように、主人や子供に食事を作ってあげたい。そのとき子供に、『これは三村先生に教わったんだよ』というところまで伝えたい」と証していました。泣けてきますね。素晴らしい心情教育だと思いました。

 光の子園の昼食は、園児が弁当を持参し、園からはスープを出します。特に心を込めているのが無添加の煮干しの「出汁(だし)」で、朝からじっくりと煮出しています。
 調理法も丁寧です。ベーコンとキャベツのスープで使うベーコンは、一度湯通しして油を取ります。豚汁の豚肉は脂身の少ない物を使い、小分けにして肉だけを炒めてから野菜と合わせます。かきたま汁の卵は、きれいに洗った手で溶いたあと、“ざる”に入れて“へら”でこします。そうすると、きめ細やかなかきたま汁になるのです。

 スープが嫌いな子供には、スープを見せるところから始めます。そのうち、「汁だけなら飲む」と言って、1ミリくらい飲むようになります。次に、具を1個だけ入れて食べさせます。それから具を2つ、3つと増やしていくと、3年間で99.9パーセントの子供が野菜を食べるようになりました。
 大切なことは、「諦めないこと」「会話を欠かさないこと」「できたら褒めてあげること」です。

心を感じて食べてくれる子供たち
 保育士は子供たちに、食材が骨や筋肉をつくり、体の調子を整えることを話します。そうすると、三村先生が煮干しの出汁を取ってくれていることの意味を理解し、徐々に飲んでくれるようになりました。
 園では月に1回「カレーライス」を出しています。父母が2日間奉仕に来て、三村先生と一緒に真心を込めてカレーライスを作ります。ですから、園児たちが喜んで食べてくれるのです。

 おやつの3分の1は手作りです。特に、クリスマスや名節のケーキは、4日間ほどかけて心を込めて作ります。ここでも二世の保育士たちが三村先生から手ほどきを受けます。

 二世たちは自分のお母さんと一緒にケーキ作りや夕食作りをしたかったことと思います。しかし、それが難しい時代がありました。今、やっとそれができる時代になったのは、天の父母様(神様)と真の父母様の勝利圏のおかげです。

 座間保裕園長が次のように言っていました。「真の父母様は、形ではなく心を感じて召し上がると伺いました。それを聞いて、子供たちも三村先生の心を感じて食べているんだなと思いました。もちろん、無添加の食材を使うことなども大切ですが、心を感じて食していることが貴いのだと思います」

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 このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。

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