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スマホで立ち読み Vol.17
『祝福家庭と神の血統』6

世界平和統一家庭連合家庭教育局/編

(光言社・刊『祝福家庭と神の血統』より)

 スマホで立ち読み第17弾、『祝福家庭と神の血統』を毎週火曜日(予定)にお届けします。

 本書は、祝福と神の血統の価値を図解付きで分かりやすく学ぶことができます。祝福準備、祝福教育を進めていく前に、一度読んでおきたい一冊です。

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序章
五、神の血統を通して、平和世界の実現を

 既に述べたように、神様が進めてこられた救援摂理とは、すなわち、サタンの血統のもとに落ちてしまった人類を、再び神様の血統に戻すための摂理にほかなりません。神様は人類が再び神様の血統を持った子女となり、世界人類が一家族になる日を思い描きながら、摂理を進めてこられたのです。

 そのための方法とは、蕩減(とうげん)復帰の原則を通してサタンが讒訴(ざんそ)することのできない条件を立て、地上において内外の基台をつくった上で、神様の血統を持ったメシヤ、すなわち真の父母を送り、そこから再び、人類を神様の血統に接ぎ木していこうとするものでした。聖書に描かれている中心人物たちが歩んだ道とは、まさしく、そのメシヤを迎えるための基台をつくるとともに、サタンの血統を清算するための、涙ぐましい歩みだったのです。

 真の父母様が歩んでこられた道も、ほかでもない、神様の血統を復帰するための歩みでした。平和理想世界を実現するためには、神様の愛、生命、血統が地上に定着する必要がありますが、その中で最も重要なのが「血統」であると、真の父母様は語られています。

 生命より貴く、愛よりも重要なものが血統です。生命と愛が合わさって創造されるものが血統です。これらのうち、生命がなくてもできず、愛がなくても血統は創造されません。愛、生命、血統のうち、その実りが血統なのです。神様の血統の中には、真の愛の種が入っていて、真の生命の体が生きています。したがって、この血統と連結されれば、神様が理想とされた理想の人間、すなわち人格を完成することも可能であり、理想家庭も生まれ、さらには、神様の祖国である理想の国家も出現するのです。平和理想世界王国は、このように絶対「性」の関係を通して創建されるのです。(天一国経典『天聖経』第十三篇 第一章 第一節6

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 真の父母様の平和理想は、ほかでもなく、神様の血統によって結ばれ、家族となった人類が、神様と真の父母様を中心としてこそ平和世界を実現できるというものです。その先頭に立つべきなのが、祝福結婚によって神様の血統をまず受け継いだ、祝福家庭です。それゆえに、神様王権即位式が行われた時も、私たち祝福家庭に対してあれほどまでに、「神の血統を守ること」を強調されたのです。

 私たちが行く道は、決して平坦(へいたん)な道ではありません。しかし、私たちがどのような状況になったとしても、真の父母様は人類の親であり、私たちの父母であるがゆえに、必ず、道を開いてくださっています。そのような真の父母様に感謝するとともに、その背後で背負われた真の父母様と真の御家庭の犠牲に常に思いを馳(は)せながら、歩む必要があります。

 これからも、全人類が祝福を受けるまで、祝福結婚の恵みは世界的・天宙的次元で開かれるでしょう。人類の最後の一人まで、祝福結婚に導いて神様の血統へと生み変えるのが、真の父母様の願いです。だからこそ、私たちはもう一度、原点に立ち返り、真の父母様によってもたらされた祝福結婚と血統の価値を理解する必要があります。

 そのような観点から、本書では特に「血統」というテーマを中心として、「創造」、「堕落」、「復帰」の内容をまとめ、祝福結婚と神様の血統の価値について学べるようにしました。私たちが今置かれている状況と、私たちの歴史的使命を思いながら、読み進めていただければ幸いです。

序章のポイント

●イスラエル民族は、カナン定着後、世俗に染まり、信仰を失っていった。特に、血統を守れなかった結果、土着の信仰が家庭の中に入り込み、混乱をもたらした。私たちは、まだ復帰途上にある生活環境の中で、神様の血統を守りながら、真の父母様による祝福結婚の伝統を正しく相続していかなければならない。

●「神様の血統」を守るとは、広く捉えれば、神様の血統の価値を深く理解した上で、それを守るために、天の願いに従って生きること。狭義でいえば、祝福子女にとっては、結婚前まで純潔を守る(性的関係を持たない)とともに、祝福を受けて結婚すること。また、一世をはじめ、祝福結婚をした夫婦においては、与えられた夫婦の間においてのみ性的関係を持つこと。さらに、生まれてくる祝福子女を、再び祝福結婚まで導くこと。

●神様の血統を失う行為である再堕落は、本来、決して赦(ゆる)されることではない。しかし、真の父母様は人類の親であるがゆえに、救いの道を開いてくださった。その背後にある真の父母様と真の御家庭の犠牲を忘れてはならない。

●救援摂理の核心は、サタンの血統のもとに落ちてしまった人類を、真の父母による祝福を通して、神様の血統に戻すこと。平和世界は、そのように家族として結ばれた人類が、神様と真の父母様を中心として一つになってこそ、実現できる。

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 次回は、「アダム・エバ、天使長の創造」をお届けします。お楽しみに!

「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ

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