シリーズ・「宗教」を読み解く 226
キリスト教と日本⑤
日本で最初のキリシタン大名、大村純忠

ナビゲーター:石丸 志信

 日本で最初のキリシタン大名は大村純忠だ。彼は、肥前日之江城主・有馬晴純の次男で大村家に養嗣子となり、1550年に家督を継ぎ、若干17歳で大村家の領主となった。

 1562年、平戸に代わる貿易港を探していたイエズス会は、大村領内に佐世保湾内の横瀬浦を見いだした。トーレス神父はアルメイダ修道士を送って大村純忠と交渉に当たらせている。

 純忠はこの願いを受け、横瀬浦を開港すると共に布教の許可を与えた。それ以後、ポルトガル貿易の拠点として大いに栄えることになる。

 開港の翌年、大村純忠は横瀬浦に滞在するトーレス神父を訪ねた。
 最高のもてなしで純忠を迎えたトーレス神父は、彼にこう語っている。

 「殿は御自身と御家臣の心に教えを植えつけるのに、最良の教えをお求めにならなくてはなりません。それは平和と永遠の生命の種子でございます」(松田毅一・川崎桃太訳『定訳フロイス 日本史』6

 この出会いの後、純忠はキリスト教の教えを学び、家臣と共にトーレス神父から洗礼を受けている。
 洗礼名は、ドン・バルトロメオ。これは十二使徒の名にちなんだもの。彼の陣羽織には、地球のマークとイエス(JESUSINRI)の文字と十字架が描かれており、戦いに挑むときは、トーレス神父から贈られた十字架の旗をなびかせたともいわれる。

 純忠の受洗から7年、1570年になって、妻と子供たち、そして百余名の家臣らが洗礼を受けることになる。
 キリスト教徒となった純忠はキリスト教振興策を施し、領内のキリスト教信者は増大していった。その一方、仏教に対する弾圧も行われ、それを良しとしない家臣の反発に合い、危うく殺害の難を逃れたこともある。


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