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中和新聞セレクト Vol.5
天一国主人の生活

 毎週2回(火、金)、さまざまなコンテンツを配信している『中和新聞』。Blessed Life編集部が同記事のアーカイブスからおすすめのコンテンツをセレクトして皆さまに紹介します!
 第5弾は「天一国主人の生活」(佐野邦雄・家庭教育局長〈当時〉)のシリーズを毎週水曜日(予定)にお届けします。
 同コンテンツは『中和新聞』2011年9月~2016年6月に全10回で配信されたシリーズです。

4回 天一国は「人格完成」から~統一原理の正道を前進しよう

(中和新聞 2013年1月22日 通巻533号より)

 本シリーズでは、天一国の主人としてどのように歩み、生活すべきか、様々な角度から解説します。今回の詳細については、『祝福家庭』67号(2012年冬季号)に掲載されています。

▲『祝福家庭』67号(2012年冬季号)

■基元節の意義を正しく受け止める
 天基4年天暦113日(2013年陽暦222日)の基元節まで約半年となった天基3年天暦717日(2012年陽93日)、真のお父様が聖和されました。真の父母様を中心として基元節の日を迎えると固く信じていた祝福家庭と食口たちに大きな衝撃が走り、「基元節はどうなるのだろう」という思いに駆られたことと思います。

 しかし、その後行われた「文鮮明天地人真の父母天宙聖和式」(2012年天暦729日〈陽暦915日〉)、「基元節勝利のための統一教世界指導者特別集会」(同天暦82日〈陽暦917日〉)、「文鮮明天地人真の父母聖和40日礼拝」(同天暦911日〈陽暦1025日〉)などで、真のお母様が語られたみ言を通して、「基元節」を2013年天暦113日(Dデー)という時限で理解する以上に、その意義を正しく受け止めなければならないという思いに至りました。

■父母様の完全一体で基元節の基準が成就
 20125月、宋(ソン)ヨンソプ・全国祝福家庭総連合会総会長が真のお父様と対話された際、「基元節はもう過ぎてしまったのだよ」と語られたと報告されました。基元節まで約10か月を残しているその時に、なぜお父様はこのようにおっしゃったのでしょうか。

 基元節は、文字どおり「アダムとエバがエデンの園で、神様の創造目的である神様の家庭、すなわち創造本然の理想家庭を成して、実体的天一国を始発する日」を意味します。ゆえにこの日は、「神様の結婚式」が挙行される日であり、全ての祝福家庭が「神様に侍り、新天新地を開き、永遠なる解放を歓び、永生に出発する新たなる日」であると言われるのです。

 真のお父様が「基元節はもう過ぎてしまった」とおっしゃったのは、すでに真の父母様におかれては、お父様とお母様が完全一体を完成、完結、完了されたことにより、基元節の基準が成就されたことを意味しています。

 天暦626日(陽暦813日)、厳しい闘病生活の中にあったお父様が、あえて病院から退院され、お母様と一つとなられて、清平の主要な施設を一つ一つ見て回られた最後に、次のような祈祷を捧げられました。

 「最終的な完成の完結を、お父様の前にお返しいたしましたので、今日までの一生涯を、お父様の前にお捧げしたと思っていますので、そのみ意(こころ)のままに全生涯を全うする時間を、精誠を尽くして、最後の時間を備えて、氏族的メシヤが国家を代表できる名を残し、この業をすべて成した、すべて成した。アージュ」

 この祈祷には、真のお父様が再臨主、メシヤ、真の父母として成すべきことを全て成就なさったことと、全ての祝福家庭が氏族的メシヤを通じて天一国建設を成し得る基台をも整えられたという内容が込められています。すなわち父母様は、すでに「基元節」を迎えられたのであり、天一国は、私たちが責任を果たして2013年天暦113日を迎えた時、神様が父母様という実体を通して、全体、全般、全権、全能の権限を行使される新天新地としてスタートするのです。

■「神霊と真理」は真の父母様の生き方
 真のお父様の御聖和は、真のお母様のみ言を通じて私たちを大きく覚醒するものとなりました。「聖和40日礼拝」(2012年天暦911日〈陽暦1025日〉)でのみ言です。

 お母様は、「私も40日の間、お父様と同じ心情をもって、心の中で対話しながら暮らしました。準備したのです。(そうして)お父様の思いが私の思いとなり、私の思いがお父様の思いとなりました。そしてお父様が40日の間、天正宮博物館を往来されながら、実に多くのことがありました。特に、私が韓国の教会を神霊と真理で新しくしようとすることについて、120パーセント賛同され、『とてもありがたい』とおっしゃいました」と、神霊と真理に導かれて爆発的伝道をなし、飛躍的発展をしてきた草創期の精神で立つべきことを強調されました。

 神霊とは、「神様の心情を根とする真の愛、自己犠牲を厭わず、他のために生きる愛」であり、真理とは、「唯一絶対永遠不変にして、全ての人を善に導く神のみ言」のことを言います。それは神様の天地創造の原点であり、真の父母様の生き方そのものです。

 お母様は、「神霊と真理で生まれ変わるのは、“私”から始めなければなりません。心と体が一つになるということは、感謝の心が必要ということです。“私”がみ旨の道を行くことに感謝、健康で歩むことができることに感謝の心が必要です。その心がなければ成長することができません。それが神様の愛です」と語られます。

 続けて、「聖書が2000年間クリスチャンを育て多くの教会ができました。しかし、たくさんの教派に分裂してきました。(統一教会には)それ以上にとてつもない真理(「統一原理」)があるのに発展できないはずがありません。悔い改めなければいけません。準備してきたものが、かえって邪魔になっています。天は純粋さを先に選びます」と私たちに警告されています。

■人格完成の集合体として成る天一国
 真のお父様の核心的み言の一つに、「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」があります。私たち一人一人は天宙の縮小体であるがゆえに、自己主管することは、そのまま自己の完成のみならず、家庭完成、国家完成、天宙完成に連結され、天一国の完成となるのです。

 聖和されるまで、ご自身の全てを投入されたお父様と、そのお父様の絶対相対として、侍義の限りを尽くされたお母様の自己主管の基台があって、基元節を迎える今日があります。

 天一国は組織や外的基盤の上に現れるのではなく、私たち一人一人の人格完成があって、その集合体として成就します。全ての祝福家庭と食口たちが天一国入籍に至るため、統一原理の正道を前進しましょう。

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 次回は、「幸福な家庭づくりと二世祝福」をお届けします。

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