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中和新聞セレクト Vol.5
天一国主人の生活

 毎週2回(火、金)、さまざまなコンテンツを配信している『中和新聞』。Blessed Life編集部が同記事のアーカイブスからおすすめのコンテンツをセレクトして皆さまに紹介します!
 第5弾は「天一国主人の生活」(佐野邦雄・家庭教育局長〈当時〉)のシリーズを毎週水曜日(予定)にお届けします。
 同コンテンツは『中和新聞』2011年9月~2016年6月に全10回で配信されたシリーズです。

3回 終末における祝福家庭の姿勢

(中和新聞 2012年7月3日 通巻479号より)

 本シリーズでは、天一国の主人としてどのように歩み、生活すべきか、様々な角度から解説します。本原稿の詳細な内容は、20126月発売の『祝福家庭』65号に掲載されています。必読の内容です。

▲『祝福家庭』65号(2012年夏季号)

■善主権に転換する終末にある私たち
 復帰摂理の観点から見れば、天一国創建を目前にした2012年は、堕落によりサタンが主人となって流れてきた悪主権の罪悪歴史が、真の父母様が勝利され、神様の直接主管圏に立たれた時点を転換点として崩壊していき、本然の主人である神様を中心とする善主権の歴史に変わる、正に「終末」そのものであり、私たちはそのただ中に立っています。

 したがって今日は、個人から、家庭、社会、国家、世界に至るまで、あらゆるところに、このような終末の現象が現れてくるのです。終末に起こる現象とは何でしょうか。既に歴史上、明らかなように、神様のみ言を不信し、淫乱に陥ったものは、個人であれ国家であれ、審判を受けて滅んでいきました。

 ノアの時代の洪水審判、アブラハムの時代のソドムとゴモラの火の審判、モーセの時代の紅海の審判、ヨシュアの時代のカナン七族滅亡、旧約時代の列王たちをめぐる興亡、ローマ帝国の崩壊など、その後、今日に至るまでの歴史は、この事実を明確に記録に残しています。今、私たちは、この教訓を最大に生かしていかなければならないでしょう。

 特に日本は、2009年より大きな試練期に入りました。

 2011311日、マグニチュード9の未曾有の大震災、津波、それに続く原発事故と三重の災害に見舞われ、一瞬にして、約2万人の尊い命と財産が失われました。原発事故の影響は、その後の農水産物、住居、産業各分野に及び、2012年になって全国50か所の原発全てを停止することになり、今後のエネルギー政策に大きな課題を残しています。

 さらに、近く首都直下型地震や、東海から南海に至る大地震と巨大津波の予測も公開され、日本列島全域が緊張に包まれている今日です。

■終末の危機を超えるための唯一の方法
 『原理講論』の、「第三章人類歴史の終末論 第五節(二)終末に際して我々がとるべき態度」の中には、次のように記されています。

 「終末において、このような惨状が起こるのは、悪主権を清算して善主権を立てようとすれば、どうしても起こらざるを得ない必然的な現象であるからで、神はこのような惨状の中で、新しい時代をつくるために、善主権の中心を必ず立てられるのである」

 「それゆえに、このような歴史的な転換期において、神が願うところの新しい歴史の賛同者となるためには、神が立てられた新しい歴史の中心がどこにあるかということを、探しださなければならないのである」

 ここにこれらの現象が生じる理由と、どのように対処すべきかがはっきりと述べられています。ここに言う「歴史の中心」とは、まさしく前述したように蕩減復帰摂理歴史を勝利され、神様の直接主管圏に立たれた「天地人真の父母様」です。そして、危機に直面する日本と世界にとって、真の父母様と一つとなって、神のみ言に生きることが、この時代を超えるための唯一の方法です。

■真の父母様と一つとなるためにすべきこと
 真の父母様と一つになるために、具体的にはどのようにすべきでしょうか。それは「真の父母様のみ言と一つになる」こと、つまり、み言を実践することであり、その結果を残すことです。

 第一にすべきことは、「日本の全ての人々に神様を明かし、そのみ旨に従って生きるように導くこと」です。

 先に、神様に対する無知と不信仰が、堕落(淫乱)の文化を生み、それによって神様の裁きを受け、その民族(国家)全体が滅亡した事実を示しました。それは今日も全く変わっていません。今こそ日本の生き残りをかけて、伝道に命懸けとならなければなりません。

 第二に、「全ての祝福家庭が三代圏理想家庭の完成に全力投球し、天一国入籍を急がなければならない」ということです。そのために、「氏族的メシヤ」と「210代先祖解怨祝福」を車の両輪のように推進することです。

 第三には、「来たるべき天一国像を明確にして、それを実体化すること」です。ここで重要なことは、私たち自身と家庭が、「神の心情に帰一することが天一国の基本である」という点です。

 本来、アダムとエバが完成すれば、神を中心とする人間一人一人が主人(天一国主人)となって、国の統治に責任をもつようになっていたのです。しかし既存の国家は、堕落した天使長が主権を握って国民の権利や自由を奪って統治してきました。ゆえに、政府の諸機関、軍隊、警察など全てが国民を抑圧するものとなる傾向にありました。

 今やその歴史が終結し、創造本然の天一国が創建される時となりました。政府は国民生活を支え、調整する役割となり、平和軍、平和警察も、国民自身が家庭や社会を守るために形成されるようになります。

 この激動する時代、「原理」に立脚した宗教に基づく主体性を確立して邁進しましょう。

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 次回は、「天一国は『人格完成』から」をお届けします。

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