私の心の中にいる神様 125
出勤する夫と歩く駅までの道で

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

出勤する夫と歩く駅までの道で

(女性 50代)

 私は毎朝、夫が出勤する時、家から駅までの道を一緒に歩いて見送っています。20分ほどの時間を、夫と話したり、時にはただ黙って一緒に歩くことを楽しんだりしています。
 帰りの道では、「人と万物に感謝する」ワークをしながら、自然と共鳴するよう心掛けています。
 この習慣は昨年、良心が教えてくれて始めたものですが、心の健康にも体の健康にも、とても良いと感謝しています。

 最近、夫を送った帰り道、いつものように道端の花を眺めながら歩いていると、自転車に乗ったおじさんが、歩道脇に続いているツツジの生け垣にポイとごみを投げ入れました。
 それでもツツジは、何ごともなかったように黙って咲いていたのです。

 私は、誰にも気付かれなくても、どんな扱いを受けても、静かに「ために」存在し続けているこの自然の姿に、「これが堕落していないということなんだ」と気付かされ、「自分がない」ことの気高さと美しさに感動しました。

 しばらくして、大切なことに気が付きました。
 おじさんが捨てたごみを拾ってあげなかった!
 戻って探しましたが、どの辺りだったか分からなくなってしまい、ツツジの生け垣に「ごめんね」という思いを送りました。
 すると、ツツジから「いいんだよ」という、許してくれているような感覚が伝わってきたのです。
 私は今度、良心からの気付きがあったら、すぐに実行しようと心に決めました。

 すると程なくして、後ろで、誰かとあいさつしている男性の声が聞こえました。
 その男性は、私の横を通り過ぎていく時、私にもあいさつをしてくれたので、私もその人の背中にあいさつを返しました。
 そのかたの顔は見られませんでしたが、すがすがしい気持ちになりました。

 良心が、「出会う人全てにあいさつをしたらいいよ」と教えてくれているように感じました。
 「これだ」と思い、家に着くまで出会う人にあいさつをしました。
 知らない人でも、兄弟姉妹のように心がつながるのを感じ、何気ない日々の暮らしの中にある平和と神様の愛を実感できた、素敵な朝となりました。

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 次回は、「お便り&コメント」シリーズ⑲「夢や目標を手放すとは?」をお届けします。


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