シリーズ・「宗教」を読み解く 220
2WCLCフォーラム開催
ホール牧師、魂の救済にささげた半生を熱く語る

ナビゲーター:石丸 志信

 2019年1228日に創設大会が開かれたWCLC(世界キリスト教指導者会議)には、その後「神の下の一つの家族(One Family under God)」理想に共鳴するさまざまな教派の聖職者、キリスト教指導者が集ってきた。

 日本からも代表団が前述の創設大会に参加したが、その折、韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁から運営委員の一人に日本人牧師が任命された。これを受けて、日本国内でもIAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)の協力を得ながら、WCLCのビジョンに賛同する牧師の基盤づくりのための活動を進めている。

 5月26日、神奈川県横須賀市在住の米国人牧師、ビショップ・チャールズ・ホール師を迎えた第2WCLCフォーラムが開催された。

 ホール牧師との出会いは3年前にさかのぼる。ホール牧師は、201911月にノエル・ジョーンズ牧師を招待したペンテコステ派の牧師。この時の礼拝にIAPDのスタッフも参加し、以後、交流が続いてきた。

▲講演するホール牧師

 今回のフォーラムでは、ホール牧師の牧師への召命と世界平和に尽くしてきたその思いを語っていただいた。

 病弱で生まれたホール牧師であった。命の危険が迫った時、心配になった親が教会に彼を連れていき洗礼を受けさせた。

 少年時代はさほど熱心ではなかったが、やがて聖霊体験を通して神様の召命を感じるようになる。
 ホール牧師は軍人として国家と世界の平和と安定のために働くとともに、牧師として人々の魂の救済にも務める者となった。

 師は、自らの半生を熱く語った。

 およそ30人の参加があったが、皆、神様に生かされ導かれた人生の物語に深く感銘を受けていた。

 WCLC-JapanとIAPD-Japanの共催であったので、キリスト教牧師の他、神職も参加していた。
 他宗派の指導者にとってもキリスト教牧師の信仰の証しを聞く貴重な機会となった。


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