https://www.kogensha.jp

新・熱き祈祷のすすめ 58

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第十章 子女への祈祷教育の仕方

1 なぜ祈りを教えなければならないか

二世には自然に祈れる生活を
 子供たちには、祈りが生活の中に自然に溶け込んでいるような、そのような人生を送らせたいと、私は思うのです。なぜかと言うと、一世は、激しい摂理に追われ、仕事に追われる中で、いつしか“祈りの世界”を忘れ、“頭”だけで走り続け、心情はからからに乾いてしまっているということが少なくありません。神様のみ旨をやっているのですから、本当は毎日の生活が生き生きと輝いているはずですし、喜びと感謝に満ちあふれているはずです。しかし、“使命感”だけで走っていれば、いつしか心が涸(か)れてしまい、つい口から不満と嘆きの言葉が出るようになりやすいのです。新鮮な“生命力”、“神の子パワー”は、やはり大宇宙の根源者であられる創造主との直接の授受作用によってしか得られないのです。「だから祈らないといけない」、「祈りが必要だ」と頭で分かっていてもなかなかできない……。努力し、決意しないとなかなか祈りができない。そこに、祈りが生活化できていない私たち一世の悔しい姿を見いだすのです。

 うれしい時も悲しい時も、楽しい時も苦しい時も、いつも自然に神様に語り掛け、神様に導かれて歩めたならどんなに幸せでしょうか。そういう理由から、子供たちには、自然に祈りが身につくような家庭環境をつくってあげることができたら、と思うのです。

 夫婦が早朝に起きて子女の手を握って涙を流しながら祈らなければならない。それが知られるとき伝統となる。(『御旨の道』祈祷)

---

 次回は、「なぜ祈るのか」をお届けします。


◆『新・熱き祈祷のすすめ』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ