シリーズ・「宗教」を読み解く 209
ウクライナに平和を~宗教者の祈り

ナビゲーター:石丸 志信

 224日、ロシアのウクライナ侵攻により熾烈(しれつ)な戦いが始まった。
 国を守るために国民は立ち上がり、必死の抵抗が続いている。すでに、多くの犠牲者が出ており、何万人ものウクライナの人々が国外への避難を強いられている。

 この現状に深い憂慮を覚え、UPF(天宙平和連合)インターナショナルは、「世界中の平和を求める人々に連帯して、暴力の停止と軍隊の撤退、そして外交的解決を改めて追求するよう強くアピールする」声明を発表した。その中で、宗教指導者に対しても「平和を声高く叫ぶように訴え」ている。

 UPF欧州・中東は、これに即応し32日に宗教者の祈祷会を開催した。
 3月9日にはWCLC(世界キリスト教指導者会議)が緊急の祈祷会を開催。韓日米の運営委員が祈りをささげた。

 日本でも310日にIAPD-Japan主催の第120回「超宗教フォーラム」を開催(IAPD=平和と開発のための宗教者協議会)。「ウクライナに平和を」をテーマにオンライン祈祷会を行った。

 梶栗正義UPF-Japan議長は開会あいさつで「今日の国連の限界を超えて、UPFの重要な役割を担うIAPDの宗教者が知恵と祈りを結集して人類共通の平和を模索していきたい」と語った。

 前半は、奈良泰秀永代宮司の祝詞奏上に始まり、神道、仏教、キリスト教の5人の宗教者が順に祈った。3分の瞑想(めいそう)を挟み、神道、仏教、イスラームの4人の宗教者が祈りを重ねた。

 川上与志夫IAPD-Japan会長は、閉会の辞でロシアの歴史を振り返りながら、「戦火の下やるせない気持ちのウクライナ人を思い、同時に、プーチン大統領の心が変わるように祈りたい」と結んだ。

 「怨讐を愛してこそ、平和な世界を築くことができるのです」(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』278ページ

 最後に韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁のメッセージをかみ締めながら、賛美歌「さあ、共に生きよう」をささげた。