https://www.kogensha.jp

『祝福家庭』86号(2017年 秋季号)
「幼児教育」
〜「やる気スイッチ」は必ず入ります!〜

光の子園 副園長・村上小夜子

子どもの本音は「もっとやりたい」
 6月に太陽組(年長組)でクッキーの型押しをしました。
 始めて30分ほどたってから、担任の先生が「そろそろ終わりです」と言うと、Bくんが「ちょっとしかやってない 」と叫びました。

 先生は、「30分もやったからいいでしょう」と思ったものの、「ちょっとだったの? じゃあ、残っているものがあるからどうぞ」と答えました。すると、ほかの子どもたちがワーッと押し寄せてきて、Bくんの入る隙間がないほどだったのです。

 Bくんは、最後に1個だけ型押しをして、とても満足そうでした。

 普通は、「終わりです」「お片付けをしましょう」と言った瞬間、「はい!」と答える子が“良い子”だと思われるでしょう。大人は「そうなってほしい」と願います。しかし、子どもの本音は「もっとやりたい」なのです。

親の願う枠に子どもを当てはめない
 子どもが正直に言ってくる願いに対して、「全てをかなえてあげるわけにはいかない」というのが、大人の本音でしょう。
 しかし、親の「こうしなければならない」「こうあるべき」という枠に、子どもを当てはめようとしないことが大切です。

 一回、二回、三回と共有してもらううちに、子どもの心は解放され、目標に向かう「やる気スイッチ」が入るようになるのです。

遊びに夢中になる子どもの気持ち
 あるお母さんから相談を受けました。お母さんが娘に「夕ご飯食べよう」と呼び掛けると、遊びに夢中の娘が「嫌だ」と返し、それが延々と繰り返されるというのです。

 お母さんは、幼い頃に親からとても厳しくしつけられ、“良い子”として育ってきました。自分の思いを親に率直に伝えることはできなかったそうです。

 教会に導かれてからは、真面目に信仰生活を送ってきました。
 しかし、子どもを授かり育ててみると、行き詰まったのです。子どもが自由気ままで、親の言うことを全く聞かなかったからでした。

 私は、「一度、お子さんと一緒に思う存分遊んでみてください」とアドバイスしました。
 子どもが自分から「ご飯を食べる」と言ってくるまで、おつきあいをすることを提案したのです。

 しばらくすると、お母さん自身が遊びにはまってしまいました。娘が「お母さん、ご飯食べようよ」と腕を引っ張っても、「ちょっと待って」とやめられなくなったのです。
 そうしてそのお母さんは、遊びに夢中になる子どもの気持ちが分かったそうです。

 それからは、子どもの気持ちを酌(く)み取って、押したり引いたりしながら、楽しく子育てができるようになったそうです。

基台を組んで祈り求める
 「どこまで子どもの言いぶんを聞いたらいいのか分からない」と悩む親御さんがいます。
 その度合いは、男の子、女の子でも違うし、年齢でも違いがあるでしょう。杓子定規(しゃくしじょうぎ)に答えが出るわけではないのです。
 ですから親や教育者は、実際に子どもとやり取りをしながら、その度合いを見極めていくしかありません。

 『真の父母経』の中に、「完全に勝利するためには、すべてから公認を受けなければなりません。闘って勝つのはもちろんのこと、勝ったあとは天地の公認を受けなければならないのです」(第五篇第四章第一節12)というみ言があります。

 私たちは、天にも地にも認められることが願われているように、子どもを見詰める際は、天の基準と地の事情の両方に意識を向けなければなりません。

 私たちが子どもを育てるときのポイントは、「創造原理」を実践することです。
 端的に言うと、子女教育を担う者が、主体と対象として基台を組み、神様を中心にお迎えして授受作用し、四位基台を築くのです。

 神様は、お子さん一人一人のため、各家庭のために生きて働かれます。基台を組んで祈り求めれば、神様から必ず答えが与えられます。
 夫婦や周りの人々の良心が天と一つになって「これだ」と感じたことこそ、天地から公認された答えなのだと思います。

---

 こちらの内容は『祝福家庭』86号「『やる気スイッチ』は必ず入ります!」で詳しくお読みいただけます。
 購読はコチラ