シリーズ・「宗教」を読み解く 203
宗教統一と世界平和③
五つの信仰共同体の織り成す世界

ナビゲーター:石丸 志信

 今日の地球を俯瞰(ふかん)してみると、キリスト教、イスラーム、仏教、ヒンズー教の4大宗教伝統がグローバルな信仰共同体を形成しているのが分かる。

 キリスト教は全人口のおよそ30%余りで、地域ではヨーロッパからロシア、南北米、アフリカ南部とオーストラリア、フィリピンなどに多数を占めている。
 イスラームは23%以上で増加傾向にあるが、中東から始まり、中央アジア、アフリカ北部、インドネシアなどに広がる。ヒンズー教はインドを中心に約15%。仏教は約7%で東南アジアに広がっている。これに儒教を加えていくと、その文化的影響圏は東アジアに根付いている。

 文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁は、五つの信仰共同体の織り成す世界を見つめて、次のように語っている。

 「これらの宗教は、文化背景が異なる各地域を収拾して、一つの世界に連結させることのできる道を形成してきました。そのような宗教文化圏を背後にして、一つの世界に前進していかなければなりません。ですから、絶対的な神様の摂理を中心として、『終わりの日』が近づけば近づくほど、宗教連合運動に連結されていくのです」(『真の父母経』第11篇 第1章 第41 p.1267

 宗教は紛争や戦争の要因であるといわれることが多いが、一方、前世紀から、宗教の多様性を認め対話と協力が進展してきている。

 文総裁夫妻も、キリスト教一致運動、宗教間の和解と協力を基軸として統一運動を推進してこられた。
 そして、「神統一韓国のための救国救世祈祷会」でも、世界7大宗教代表が共に「平和祈願」をささげる姿の中に、すでに「終わりの日」の様相が現れている。