2022.01.17 17:00
ファミリーサポートコーチング講座
「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。
第51回 驚きのクライアント体験
ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)
今回と次回は、FSコーチングのセッションを受けた80代女性の感想をお届けします。
コーチングを受けて驚きでした!
クライアントになった時のことです。
なりたい自分に向かって、一歩、二歩、三歩と歩き、もっと先まで行ってから自分を振り返るというセッションがありました。
過去、現在、未来を二往復することによって、なりたい自分の未来像を描くだけではなく、現実のこととして自分の中にきっちり落とし込むことができました。
自信と意欲を持ち安心できることがありがたいです。
コーチに承認してもらうクライアント体験
私はイメージの中で赤と黒の燃え上がる炎と対峙(たいじ)していました。炎はめらめらと燃え上がり、隙あらば襲い掛かろうと憎々しい目つきで火の粉を飛ばしてきます。
私は、白い大きな鳥の背に乗って彼らと向き合っています。
このまま終わりなき時間がたつのか…。
しんどい話だと思っていた時、コーチが、「あなたはどこにいますか」と尋ねました。その途端、透き通った海の波打ち際にいる自分が見えました。
続けてコーチが尋ねます。
「神様は、あなたをどんな目で見ていますか?」
「あ、そうか、ここで神様が登場するのね。すっかり忘れていたわ。神様に話そう。神様、しっかり助けてよ! 親でしょ? 絵本で日本を救うと宣言して50年以上も戦っている(著者はライフワークとして「絵本の読み語り」の活動を行っている)のを知っているでしょ。…こんなこと言っていいのかな、でも、本音を言わない限り何も進まない、これで終わりになったらそれでもいい、言いたいことを全部言っちゃえ」と思って言ってしまいました。
「そうですか、そうですか」と、何事もなさげに言うコーチ。「あら、びっくりしないの。怒らないのね。こんな乱暴な言葉を本当に『承認』するのですか?」
コーチの表情が変わらないのが分かって、ひょんと肩の力が抜けてしまいました。
極彩色の映画、そして絵本
イメージの世界の「赤と黒の炎をどうしますか?」と、コーチが聞きます。
そうね、いつまでも戦うのはしんどいわ。そこで、白い大きな鳥の羽をうーんと広げて、めらめら燃え上がる赤と黒の炎を優しくかき抱きました。羽から温かく静かな雨を降らして。
すると、あの炎がだんだん小さくなるではありませんか。私は鳥となって長く大きく柔らかい羽で炎を抱いていました。
「たいへんだったわね。もう、そんなに燃え上がらなくてもいいのよ」
すると、炎は私の胸の中で目を閉じ、静かに眠りにつきました。
「はっきりくっきり見たあれは何だったの?」
「これがコーチングというものなの?」
潜在意識に働き掛けて自分で解決するとは聞いていましたが、このことだったのですか。心底、びっくりしました。
余談ですが、翌日、はっきり分かりました。
赤と黒の炎も私自身だったのです。コーチングを受ける中で自分が戦っている相手が誰なのか、解決するにはどうすればいいのかが分かりました。
(私は)極彩色(ごくさいしき)の映画の中に生き、今では絵本になっています(絵本の世界で生きています)。
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次回も、FSコーチングのセッションを受けた80代女性の感想(コーチ体験編)をお届けします。
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