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青年よ行け、そして世界を救え
21世紀の青年運動への提言(12)

 36家庭の朴普熙(パク・ポーヒ)先生(1930~2019)による講演「青年よ行け、そして世界を救え」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。

(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)

五、神と再臨の救世主、共産主義から人類を解放

救世主の大統領づくり

 レバレンド・ムーンは神に、レーガン氏を大統領に当選させることを誓いました。私はレバレンド・ムーンの指示で、レーガン大統領候補との会見に、オハイオ州に行きました。当時、私はニューズ・ワールド新聞社の社長でありました。

 私はレーガンに会った途端、「あなたは神からアメリカの40代大統領に選ばれました」と言いました。するとレーガンは余りにも驚いて、「それはいったい、だれの話ですか」と尋ねました。私が「レバレンド・ムーンの神の啓示によるものです」と言うと、「では、なぜ、神とレバレンド・ムーンは私を大統領にしようとするのですか? 何が条件ですか?」とさらに聞きました。そこで、私は答えました。「条件は何もありません。神とレバレンド・ムーンはあなたを大統領にして、神と人類の敵、共産主義の終焉をもたらそうとしています。それがあなたの使命です。その決心があれば、あなたは次の大統領になれます」と宣言しました。レーガン氏と、ナンシー女史は深く深く感動いたしました。

▲オハイオ州のレーガン大統領候補に“神の啓示”を伝えた時

レーガン当選の見込みは“ゼロ”

 けれども、帰ってきた私は、レバレンド・ムーンに新聞社の社長として世間の世論を詳しく述べざるを得ませんでした。それは、GOOD NEWSではありませんでした。

 私はレーガン当選の見込みは“ゼロ”であるとの、つらい話をしなければなりませんでした。

 私は五つの意見をレバレンド・ムーンに述べました。

1. レーガン氏が71歳という高齢であること。アメリカの歴史にこのような高齢の大統領はかつてなかったということ。

2. レーガン氏は極右として知られている。アメリカ人は極右も極左のごとく好みでないということ。

3. 彼は1976年に大統領選に挑戦して、もはや一回失敗したということ。

4. 彼はハリウッドの俳優出身であるがために、政治家として真摯(しんし)にとらえてくれないこと。

5. 最後に、最も重大な理由は、カーター大統領は現職の大統領であり、現職の大統領の再選は、いつも80パーセント有利な立場にあるということであります。

 これを注意深くお聞きになったレバレンド・ムーンは、毅然(きぜん)としておっしゃいました。

 「だからこそ、私はその不可能なことを可能にするのだ。神の栄光のためである。奇跡は神の力で起こるのだ」と。

 私も毅然となりました。

 その日からアメリカの統一運動は「神の大統領づくり」の必死の闘いを始めたのでございます。

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 次回は、「投票日の予言」をお届けします。