私の心の中にいる神様 89
神様の愛を発見する喜び

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

神様の愛を発見する喜び

(男性 50代)

 春ごろのこと、勤務先からの帰りに、人身事故で電車が止まっていました。改札を通ってホームに着いた時にそれが分かり、嫌な気持ちになりました。

 自己観察していくと、ただ、自分のスケジュールどおりに家に帰りたいという気持ちが先立ち、「なんでこのタイミングで?」と、事故を起こした人を責める気持ちでいっぱいなことが分かりました。
 「その人にどんな事情があったんだろう」という、思いやる気持ちは湧いてこなかったのです。

 そんな自分に気付いた私は、その思いを整理し、「私の本質は真の愛です」と、ずーっと唱えながら帰途に就きました。

 翌朝、出勤時に駅の植え込みを見ると、ツツジが咲いていました。前日よりも花が増えていて、美しさが増していました。
 そのツツジを見ながら、いつの間にか良心と対話していました。

 「きれいですね」
 「ありがとう、明日も楽しみにしていてね」
 「はい」
 「ところで、あなたは、もっと心の目で見たらいいよね」
 「それはどういうことですか?」
 「人の良いところに気付いて共有・共鳴してあげるといいね」

 この良心の声にはっとしました。前日の人身事故のときもそうだったように、私はすぐに人を責めてしまう傾向があるのです。

 この良心との対話で、心の目で見るというのは、一つ一つのことに神様の愛を発見していくということなんだと教えられました。

 その日はとてもスッキリした気持ちで出勤できました。

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 次回は、「神様につながる係」をお届けします。


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