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統一原理127のポイント 127
イエスが雲に乗って来られるという聖句の意味

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、「統一原理127のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第六章 再臨論

126 イエスが雲に乗って来られるという聖句は何を意味するのか、また、なぜそのように言われたのか説明してください。(『原理講論』、578〜581ページ)

[雲に乗って来られるという聖句は、何を意味するのでしょうか]

 雲は地上から汚れた水が蒸発(浄化)して、天に昇っていったものです。ヨハネの黙示録一七章一五節から、水は堕落した人間を象徴しています。したがって、雲は、堕落した人間が、重生(じゅうせい)し、その心が常に地にあるのではなく、天にある信仰の篤い信徒たちを意味するものです。また雲は、群衆を表示する言葉としても使用されています(ヘブル一二・一)。したがって、イエスが雲に乗って来られるというのは、イエスが重生した信徒たちの群れの中で、第二イスラエルであるキリスト教信徒たちの指導者として現れることを意味するのです。


[イエスは、なぜ雲に乗って再臨されると言われたのでしょうか]

 第一に、偽キリストの惑わしを防ぐためでした。イエスが地上で再臨されると言われたとすれば、偽キリストの惑わしによる混乱は防げません。今まであらゆる信徒たちが天を仰いできたので、この混乱を免れることができたのです。

 第二に、険しい信仰の路程を歩いている信徒たちを激励するためでした。イエスはすぐにでも再臨されるかのように話されたので、弟子たちはイエスの再臨を熱望する一念から、ローマ帝国の圧政とユダヤ教の迫害の中にあっても、かえって聖霊の満ちあふれる恩恵を受けて、初代教会を創設したのです。

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 次回(8月29日)は、「再臨主が来られる国の条件を全て挙げ、説明してください」をお届けします。