https://www.kogensha.jp

統一原理127のポイント 128
再臨主が来られる国の条件

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、「統一原理127のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第六章 再臨論

127 再臨主が来られる国の条件を全て挙げ、説明してください。(『原理講論』、587〜598ページ)

[この国は蕩減復帰の民族的な基台を立てなければならない]

 この国は、天宙的カナン復帰のための「四十日サタン分立の民族的な基台」を立てなければなりません。第一イスラエルは、民族的カナン復帰路程を出発するため、当時サタン世界であったエジプトで、400年間苦役しました。これと同じく、第二イスラエルも、世界的カナン復帰路程を出発するため、当時、サタンの世界であったローマ帝国で、400年間迫害を受けたのでした。したがって、第三イスラエルも、四十数に該当する年数の苦役を受けなければならないのです。


[この国は神の一線であると同時にサタンの一線でなければならない]

 第一に、人間の堕落により、サタンが先行してつくってきた祝福型の非原理世界を、神はあとを追いながら天の側に復帰してこられたので、歴史の終末に至れば、この世界は必然的に民主と共産の二つの世界に分かれるようになります。再臨主は、堕落世界を創造本然の世界に復帰されるために来られるので、まず再臨されるはずの国を中心として、共産世界を天の側に復帰するための摂理をなさるため、この国で民主と共産の二つの勢力が衝突し合うようになります。

 第二に、神とサタンの対峙線において、勝敗を決する条件としておかれるものが供え物であるので、アブラハムが供え物を裂かなければならなかったように、この民族的な供え物も裂かなければならないのです。

 第三に、長い歴史の期間を通じて、分離、衝突してきた一切のことは、アベル型の民主とカイン型の共産の両世界として結実しました。それがこの国を中心として、世界的な規模で衝突するようになるので、宗教と思想、政治と経済など、あらゆるものが、この国で摩擦し、衝突し、混乱を巻き起こしては、世界に波及していくのです。


[この国は神の心情の対象とならなければならない]

 第一に、メシヤを迎え得る民族は、神の心情の対象として立つ孝子、孝女でなくてはならないので、血と汗と涙の路程を歩まなければなりません。

 第二に、善なる民族でなければなりません。サタンの第一の本性が侵略性であるのに対して、神の作戦はいつも攻撃を受ける立場で勝利を獲得していく道でした。ゆえに、この国は有史以来、幾多の民族から侵略を受けながらも一度も他の国を侵略したことのない国でなければなりません。

 第三に、その国は、先天的に宗教的な天稟(てんぴん)をもっています。その宗教的な性向は、常に現実を離れたところで現実以上のものを探し求めるものです。そして、古くから、忠・孝・烈を崇敬する神の選民に相応した国民性をもっている国です。


[この国は預言者の証拠がなければならない]

 第一に、この民族は啓示に基づく、メシヤ思想がなければなりません。

 第二に、この民族が信じている各宗教の開祖が、全てこの国に再臨するという啓示が、その信徒たちに与えられなければなりません。全ての宗教は、キリスト教を中心として統一されるので、再臨主は使命の立場から見て、あらゆる開祖たちの再臨者となり、全ての宗教は、ただ一人の同一の人物に結ばれるのです。

 第三に、イエスの再臨に関する霊通人たちの神霊の働きが雨後の竹の子のように起こります。


[この国であらゆる文明が結実されなければならない]

 復帰摂理の縦的な歴史路程において発達してきたあらゆる文明は、再臨されるイエスを中心とする社会で、横的に、一時に、その全部が復帰され、最高度の文明社会が建設されなければなりません。したがって、有史以来の全世界にわたって発達してきた宗教と科学、すなわち、精神文明と物質文明は、この国を中心に、みな一つの真理によって吸収され、神の臨まれる理想世界のものとして結実しなければなりません。

 それは、陸地の地形から見ると、半島文明へと結実し、河川と海岸を中心とした文明から見ると、それは太平洋文明として結実し、また、気候を中心に見ると、エデンの温帯文明に結実するのです。

---

 今回で「統一原理127のポイント」は最終回です。ありがとうございました。